室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

師走・突入

2008-12-01 11:44:20 | Weblog
今日から師走。

まだ全然実感がないので、信じられないと言うか、信じたくないと言おうか・・。早いでんな~

”先生”が走る師走ですが、走り廻るのは先生だけではありません。士農工商、犬ネコ、ネーちゃん、楽隊(演奏業の身分を表す業界用語)、皆かけずり廻りますから、人、モノ、風邪など、出会い頭に気をつけなければいけません。

数年前ですが、池袋駅のコンコースを急いでいたら、ラリアットを喰らった事があります。転ぶほどではなかったけれど、ショックでした だから、ホント、12月の、特に池袋は気をつけないとね・・


忙しいのは11月いっぱいまで、と信じていたら〆切が色々あって、3月いっぱいまでは、ネジ巻いて行かなくちゃならない事が分かりました。去年もそう言っていたような・・

やる事がいっぱい有るのは、有難いことです。忙しい方が元気な質なので。でも、現実、一つ一つこなさないとね。

写真は、仕事場の”加湿器”です。逆光でオシメのように写ってしまいましたが、本当は一応レースも付いている立体柄のタオルです。水に濡らしてゆるく絞ってエアコンの下、頭の上にハンガーで吊す。3時間位で乾いてしまうので、また濡らして吊す・・。効果の程は、断定出来ませんが、やらないよりはマシと信じてやっています。

これから寒くなるしね。眠くなるしね・・。おっと、眠ってはいかん! やらネバ~

清瀬の蕎麦屋

2008-12-01 00:07:06 | Weblog
 清瀬市民文化センターで恒例の小学生向けオーケストラの音楽鑑賞会があり、早起きして演奏しに行きました。

ずいぶん前からほぼ毎年ある仕事で、ホールから100mの場所にあるお蕎麦屋さんへお昼を食べに行くのも恒例となっています。写真は昨日頂いた三色そばセットです。ランチタイムは千円ちょうど。席数は20位ありそうなのですが、コンロが2つ位しか無いのかなー…。オーケストラのメンバーが十数人は行くので、注文して出て来るまで結構時間がかかります(^-^;)

それでも行くのは、毎年行っているからです。

禅問答のようですが、“恒例”として「今年も来た」事を確認するのです。あまりにも毎年同じだから、同じ年月を共有している同僚たちと、今年も一緒に演奏している自分に安心したり、思い出に浸ったりもします。

ちょうど10年前、指揮者で東京室内管弦楽団の主宰である岩窪さんは、ここ清瀬での本番で身体の不調を感じて「今日は声が出ないから、これから病院へ行くしかないなー。」とおっしゃって、その2日後に容体が急変して他界されました。医者嫌いの岩窪さん。「医者にかかるのは、死亡診断書を書いてもらう時だけだ」とよくおっしゃっていたのが、その通りになってしまいました。

岩窪さん最後のステージとなった清瀬。岩窪さんの思い出のイメージが、秋から冬にかけてのちょうど今頃なのは、毎年11月にある“清瀬”にあるとも云えるような、ひとつの象徴的な場所です。

このお蕎麦屋さんでお昼を食べる昔からのメンバーは、皆さん口にしなくても心の片隅に岩窪さんのイメージを思い出していると思います。”清瀬”フォーエヴァー