駄洒落一杯のワインの本(^^)

「面白いよ、ちょっと駄洒落が多いけど」、と教えていただいたワインの本。


確かに! ユニークで面白い。ちょっと目からウロコ!

作者は、もとワインの製造や販売にかかわっていたプロのお二人。

主な内容は・・

①飲む温度がいかに重要かを分析。(リンゴ酸、乳酸などの成分と温度の関係)
②それぞれのワインの成分から、適温を把握。
③ワインの成分から、いろいろなタイプのワインと魚介類、和食との相性を探る。更にソースやタレによる組み合わせのコントロールの仕方。

以上を、科学的体系的に推論し、暇に任せて、全国を食べ歩き(時には海外にも)確認していく。

たとえば、「運動しない平目等の魚はグリコーゲンが多く、新鮮なものはミュスカデなどリンゴ酸が多いワインとあう。その際、レオン汁と塩をつけると、一部あわないマイナーな成分にマスキングが施され、更にピッタリな組み合わせとなる。」とか

「捕ってその後生簀で時間の経った魚は、運動してグリコーゲンが乳酸に変わるので、今度は山葵醤油等があうようになる。その際は爽やか系の赤ワインや、こくのある白ワインが良くなる。」
等。

と、こんな感じで中身はやや科学的で固い話なのだが、「ダジャレ」によって結構楽しく読める。

ただ、若者の前でいうと殴られそうな作品ばかりなので、読者の年齢に下限があるかも。


「ならぬタンニン、するがタンニン」
「シャブリで牡蠣にしゃぶりつきたくなる」

等など

ともあれ、以前漫画の「美味しんぼ」に、「ワインと和食は未だ出会ったばかり。短絡にこれとはあわないとか決め付けず、いろいろ試して楽しんでいけばいい。」と出ていたが、この本は正にその一つのガイドブックになると思う。

いろいろな材料だけでなく、調理法や添え物まで含めて考えれば、組み合わせの数は膨大になる。
それだけ、未知の素晴らしいマッチングの可能性も多いということだと思う。

「食材とワインだけでなく、調味料も含めて、いろいろ組み合わせてみれば、素晴らしい発見につながるかもしれない」というのは、とてもいい提言だと思われる。


ただ、繰り返しになるが、ダジャレのレベルは極めて低い。・・

せめて「ダジャレを言うのはダジャレ?(誰じゃ)」くらいのことは言わないと。


あまり、人のことは言えないか・・・?
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4月に出会った食べ物と飲み物

マリアージュの紅茶

布に入ったティーバック。色きれい、香り華やか、でもあけて2年目。従って今月であったというわけでもないが・・・

醸し人九平次 「別誂」

ネットで愛用している長谷川酒店の一番人気だそう。
前回、同じ造り手の「リュ・ゴーシュ」というのが美味しかったので、買おうとしたがもう無かった。

同 裏ラベル

「すごい!美味い!」というわけでもないのだが、いくらでも後を引いて中々止められない。 極めて滑らかな酒。

上の娘がお友達の家の竹林から採ってきた「筍」

おっ金持ちのバーベキューのお仲間の家の敷地の一部に竹やぶがあるらしい。

翌日筍ご飯となった。美味しかった。
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