これから色付こうとする柿の実の下に彼岸花・曼珠沙華。
むらがりて / いよいよ寂し / ひがんばな
(日野草城)
森に入らんとして / 径細し / 曼珠沙華
(楠本憲吉)
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暑い夏の間はさすがに散歩はひかえた。
もっぱら近くの公営プールに通う。
屋外には25mのプールのほか、大きな流水プール、子供用の小さなプールなどがあり、夏休みの間、家族連れで大いににぎわう。
だが、かんかん照りの屋外は敬遠して、年中開いている屋内の温水プールに行く。12mしかない小さなプールだが、冬でも年配者には大人気で、泳いだり、水中ウォーキングしたり。
それでも、夏の間は子供や中学生、高校生などが屋外プールに飽きて、屋内プールにやってくる。来るときはグループだ。水しぶきがはなはだしい。かさばる。落ち着かない … と、年配の常連客はみんな心の中で思っている。
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やっと少し涼しくなったので、散歩を復活する。
夏の間は、村の社に行っても、境内に入った途端、汗のにおいをかいで、蚊の大群に襲われる。その蚊も夏と比べれば減ってきた。
秋の蚊の / よろよろと来て / 人を刺す
(正岡子規)
まだまだ油断はできません。「よろよろ」なんて、そんなヤワな生き物ではない。
秋の七草の一つ。どこかのお家の垣根から覗いていた白萩がきれいでした。
「初秋のころに、…… 紅紫色の花を開く。 栽培変種が多く、白色花のものはことのほか美しい」(『俳句歳時記』角川書店編)。
農家の軒先近くにある石仏にも、三種類の菊が供えられ、石仏様はすっかり隠れてしまいました。
散歩の途中、すこし開けた所に出ると、双耳形の姿を見せる信貴山。だいぶ日が傾いてきた。今日は、70分、歩いた。
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