


ウィーンで気の向くまま・足の向くままトラムに乗って行きついたプラター公園。例の観覧車に乗ってから、「第三の男」の映画を見たかった。 漸くDVDを借りる気になってツタヤへ行くと貸し出し中。 で、先日、借りてきた。 早速、見始めたが中断したりナニヤラで、昨夜、やっと全部、鑑賞。
こういう映画だったんだ! 「チッター」「オーソン・ウエールズ」「プラター公園の観覧車」以外、ストーリーには何の知識もないまま見ると、勝手に描いていた〝イメージ”と違って我ながら笑える。
「ツマラン! 退屈なぁ・・・」と言う人も多いヒューマニズムあふれる系が好きな私。 オーソン・ウェールズを主人公(には違いない・・???)と思い、善良なるヒーローと思っていた映画初心者の私。 あの並木道を私が歩いたプラター公園の並木道だと思い込んでいた。 大好きな中央墓地が出てくるとは! それも最初から。 その上、印象的なラストシーンもあの墓地だった。 あの並木道は墓地だったんだ。
私は7月の末、同じ日に中央墓地を嬉々として歩き、予定外のプラター公園の観覧車にも乗った。
私が見たウィーンの街並みは、趣きあるがきれいなビルが並び、楽し気に歩く善男善女で賑わっていた。 あまりの暑さに、老若男女がアイスクリーム・スタンドに列をなし、おじいさんがアイスクリームをなめなめトラムの線路をゆっくり横断していたのが愉快だったなぁ。 映画で見るウィーン、白黒とはいえ戦禍の跡が残ったままの街。 70年・・平和だったんだなぁ。 中東からの難民の行方が気になる。
そう言えば、日曜日夜、NHKスぺシャルを見て思い気分に陥った。