晴れ。昨日までのあの寒さはどこへやら、不気味なくらいに暖かい。
天然うなぎの卵がついに発見されたらしい。それにしても探索の地道さは偉業としかいえないほどに地道で根気の必要な作業。何せ、あの海から、目に見えない小さな卵を見つける訳なのだ。探索はうなぎの稚魚を探し続け、その大きさを測るというやりかただったらしいが、いやはやとにかく凄い。干草の山の中から針を探すとか、砂山から砂金を探すとか、そういう次元の話。ひょっとしたら、それ以上かも。サハラ砂漠の砂の中から、一粒の金を探すようなものなのでは？ 海は果てしなく広く、そして深い。もっとか。
ノーベル賞をあげてもいいくらいの発見。
努力という言葉は嫌いだが、地道に諦めず続ければ、きっと思いはかなうものなのだろう。