ゴヤ展完結

2012-01-14 23:59:22 | 絵画鑑賞、創作

  雪 東京は晴れ

 三十センチ先も見えない、猛吹雪の中、一路青森駅へ。新幹線はやっぱり早く、楽だった(高いだけのことはある)

 ゴヤ展、ついに潜入成功。ミッションを達成。で、早速感想を。

 実は私、「着衣のマハ」はゴヤの手抜き作品だと思い込んでました…。ごめんなさい。そんなことは無かった。で、きっと誰も気がつきもしていないと思うが(私の思い込みか?)、この「着衣のマハ」、どこから見ても視線が会うように目を描いていると思う。マハを中心に円弧を描くように移動しながらウロウロと眺めてみたが、どこに居ても目が合う。ゴヤはきっと、そこのところも計算して描いていると思う。まだ行ってない方は、ぜひお試しあれ。我が説はきっと正しいと思います(何らかの本に記載されていたら、それは私は読んでない。少なくとも私の手元にあるゴヤ画集では一言も言及されていないので)もう行った方は、お手元にある図録やポスター等をゆっくりと動かして見てください。

 他にもゴヤの素描をたくさん見れたのは感激した。どの画集にもあまり掲載されていないのだ。ゴヤの脳みその中身を覗くには、やっぱりデッサンを見ないと。

 ゴヤ展を二時間半くらい堪能し、ブレイク展、常設展示(ルーベンスを拝観させていただいた)を見た。途中、しっきりなしにカメラを向けているお兄さんがいたのでちょっと話しかけてみると、ル・コルビュジェの建築に魅せられたんだそうな。その方は建築関連には勤めていないそうだが、まだ若いので挑戦してみる価値はあるのでは? とちょっと無責任なアドヴァイスをしてしまった。でも挑戦はいくつになってでも出来るので、出来れば若い内にやってみていただきたいと思う。頑張って下さい。

 そんなこんなで国立西洋美術館を出た頃には既に十五時十五分頃。あわよくば…と思っていた中国の至宝を拝みに向ったが、何と(!)二時間半待ち…そんなバカな…。帰りの新幹線に間に合いましぇ~~~ん!! 断念せざるを得なかった… ふて腐れて予定していた入館料分でポークソテー定食(¥1,000也 高い?)を夕食に食べ、ヨドバシカメラでずっと興味があった「マックエア」に初めて触れた。あれに比べたら、今使っているPCなんでゴミだな…。洗練されたデザインと、操作性、欲しくなった…。

さらば東京… また会う日まで。

で、帰宅。

こんなに積もってます…二メートルくらいか?

青森を出た時はマイナス八度、東京はプラス八度。東京の人たちが「なんでこんなに寒いんだ」なんて愚痴ってたが、私に言わせれば熱帯である。この十六度の気温差は堪えた…

今日はもう宇宙の愛に抱かれてゆっくり休みます…