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読書しよう

2014-09-26 23:45:45 | 読書、書物

  晴れ。

 「アンネの日記」を読み終わった。やっぱり幼少期に読んだ版は抄訳版であった。一つの異常な時代を明るく希望を持って生きた一人の少女の記録を読み、一部のお偉いさんの口車に乗せられて煽動され惑わされた大衆によって日常を奪われた人々が多勢いたんだという事実を実感させられた。大衆は国を動かしていると錯覚するお偉いさん達を常に監視し、精査しなければならない。潜伏生活で狭い範囲に閉じ込められながらも生活の中から楽しさを見出し、苦悩し、希望を見失わず、自分を見つめている記録です。読みましょうね。

 いいもん読んだ後は江戸川乱歩全集という気分ではなかったので、いよいよ「戦争と平和」に手を着ける事にした。世界の十大小説の一つに数えられ(これもまた、ある種勝手な基準で選ばれているのでご注意。ま、はずれはありませんが)、名作との誉れ高いトルストイの作品、期待しましょうか。

 ところで母が「花子とアン」に影響され「赤毛のアン・村岡花子訳」を読みたいと切望、購入するために物色を開始した。新潮文庫から新装版が発売されているが、どうもそれはいろいろ手が加わっているらしいので旧版を探します。古本屋には行きたくないよ。なぜなら、あまりにも「時期」ですから…