将来を憂う

2020-10-04 17:11:25 | 読書、書物

  雨。現在、けっこう強く降っている。

 美輪明宏著「明るい明日を」を読み終わりました。これは新聞に掲載されたコラムをまとめたコラム集。美輪さんの考えや見方、日本の将来を憂いていることが垣間見えます。事実、戦後の日本は極度のアメリカシャワーを浴びて文化はいびつに歪められてしまいました。アメリカは建国当時からすでに暴力と流血に彩られたいわば血色の文化。美輪さんはアメリカに毒された日本を厳しく叱責しています。日本の政治、文化の、果ては未来を憂うコラムを読んでみて下さい。

 お昼休みに少しづつ読んでいる「平家物語」は中盤位。栄華を極める平家の傲慢さが露骨です。いつの世もどこの国も似たようなことしてるんだな、と人の業を情けなく思います。

 次はミヒャエル・エンデ著「鏡の中の鏡」を。「はてしない物語」、最近読み返した「モモ」で別のも読んで見たくなったので中古本を購入してありました。「鏡の中の鏡」は短編集らしいです。児童文学の枠を超えた奥行きのある世界観を構築する著者の作品、期待して進めます。

 明日はまた一波乱ありそうな予感のする月曜日。どうなりますやら(美輪さん調で)