素早い筆触

2023-08-02 21:53:12 | 絵画鑑賞、創作

  晴れ。暑さが戻って来ました。戻って来る必要、ありませんけどね。今夜未明から明日はまた雨天予報ですので、少しは冷やされるかも。

 今夜は「マネ」を見ていました。安価なペーパーバックの小冊子です。二十三年前にシリーズとして刊行され、それ以来、このシリーズを毎日眺めるようにしています。昨日書いた、日本美術と日替わりですので、五十プラス五十、百日で一巡となります。

 エドゥアール・マネは印象派の画家と思われがちですが、印象派には参加していません。あくまでも権威あるサロンで認められねばならぬ、という社会的成功(当時)を望む一面がありました。都会的、と言われることも多く、素早いタッチは今も多くの人を魅了していると思います。何でも巧みに描けたが故に、そこから先の一歩が進まなかった、という面もあるかと思いますが、病をおして筆が取れる限り筆を取り続けていたというのは画家として立派だと思います。だから古いも新しいも無い。

 今日は外仕事で疲れましたが、精神的な苦痛が少なくなったのでむしろ良し、です。明日は雨天なので外仕事が出来ず、鬱陶しい馬鹿者を一日中眺めねばならぬと思えば既に憂鬱