ワイエスの世界

2023-08-10 22:08:46 | 絵画鑑賞、創作

  晴れ。過去最高気温を記録した模様。北国なのに、気温三十九度とかあり得ないです。場所によっては四十度超まで記録。雲ひとつない青空、凪、最悪でした。

 数歩歩くと汗だくになってしまう今日でしたが、午前中はずっと現場に出ていました。街中も人がほとんど歩いておらず、静まり返っている印象。どこもかしこもアスファルト舗装で埋め尽くせばこうなるに決まっています。塊で緑地帯を作るなどしなければ、この暑さはもっとひどくなるでしょう。そういうのがわかっていながらただ暑い暑い大騒ぎで、エアコン全開にすればいいだろ、という合理主義が今後、より一層の環境悪化を招く要因。本当に馬鹿げていると思います。

 今日はアンドリュー・ワイエスの絵を眺めていました。東京で大きな展覧会が開催されていたのに、コロナ禍が始まってしまい、行けませんでした。「クリスティーナの世界」も来ていたらしいので見たかったのですが、コロナパニックの状況下で東京に行くのが憚られ、断念した次第。

 ワイエスさんは、古典絵画で用いられていたテンペラ画と水彩を主に創作していたと思います。写実主義っぽく思われがちですが、それぞれの時期に彼が感じたこと、心象が平面に刻まれているようで、いわゆる写真写実とは一線を画していると思います。テンペラ画は細かい部分まで抑制できるらしいです。そういう細かいタッチを見たかった。「マガの娘」の実物が見たいです。

 明日からサマーバケーション開幕。疲れる輩のことも完膚なきまでに忘れ去り、諸々の作業を決行したいと思います