雪後曇り。いわゆる霙が降り、片付けが大変だった。
重い重い雪を始末した後、いよいよ仕上げ作業。仕上げと言っても調整とタッチアップなのであっという間に完了した。
けっこう長々とかかったが、ぜんぜん辛さは無かった。むしろ組み立ても塗装も楽しい。もう一隻製作したくなる、とてもいいキット。
槍の先端をまっすぐに整え、ワイヤー(?)をぴんと張るのがけっこう難しい。ワイヤー部分はエッチングパーツなので下手するとぐにゃっと曲がってしまうのである。
塗装はカッパーとゴールド、若干のシルバーを混ぜ、塗装の度にカッパーを強めにしてみたりゴールドを強めにしてみたり、シルバーだけを塗りたくってみたりしました。
スミ入れは以前書いた通り、ブラック系が無かったのでダークグリーンとダークグレーを混ぜて実施。排水口などからの水の滴り後はちょっと凝ってみた。キャビンの大窓の枠もきちんと塗れたので一安心。
ある意味このキットのもう一つの主役である、大王イカ。カッパーでぎらつかせ、エグい感じにしたかった。プレートは岩に真鍮パイプ(細いもの)で固定。固定の際、ピンバイスで穴を掘っていたら抜いてしまうという痛い凡ミスがあったが、パテを盛ってごまかしときました。右に見えるのが手作り感全開(笑)の電飾スイッチ。
点灯。ジュール・ヴェルヌの時代の電気はガス灯、白熱灯のハズ。なので電飾は全て電球色である、黄色っぽいものに統一しました。しかも暗め。
正面側。サーチライトの光りもまあまあ上手く行きましたが、残念ながら光り漏れ。
下部探照灯で大王イカを地味に照らします。枠はエッチングパーツの余りで適宜製作。
更に周囲を暗くするとこんな感じ。この灯りで本は読めません(笑)
キャビン内部。随分凝った造りなのに、ぜんぜん見えません。しかし、見えない部分にこそ神は宿るというように、見えない部分にもきちんと手間をかけさせてくれるこのキットはやはり秀逸です。
上から。後方の小窓は穴を開けて電飾化。電飾範囲を出来るだけ拡大したかった(笑)。
製作していて模型がこれほど面白く感じた事は無かったと言っても過言ではない。冬休みの工作にしては手間もかかったが、とても楽しい、作り応えのあるキット。模型の醍醐味を十二分に堪能させてくれるので、もしプラモデルを作りたいとか思ったらおススメします。赤く塗っても良いし、青く塗ってもいいし、模型はまず自由に造り完成させることです。誰でも作れます。
そんで次のキット。ポルシェ911GT1。デカールが面倒そう…。そう言えば、十五年程前にこのキットを購入した時も、大判デカールの張り付けが面倒で挫折、製作しなかったんだった…。今回は失敗覚悟で挑戦します。それからこのポルシェ、ちょっと挑戦しようと思う事もあるので、ある意味その辺が楽しみ。果たして上手く行きますか…。