まさに悪

2021-08-19 22:03:26 | 読書、書物

  晴れ。けっこう暑くなったが、先日までの焼きつくような暑さ、とまでは行かなかった。

 コロナ包囲網がじわじわと狭まっていると感じてしまう青森県ですが、今日もまた、七十九名もの新規感染者が出ました。怖いのは、もはや感染経路を追いかけることが困難になっているということで、つまりは市中感染が始まっている訳です。市中感染が拡大中と分かっていながらも、TUTAYAの駐車場は満車状態だったりと違和感しか覚えません。アホなのか? 

 そんなコロナ包囲網が狭まっている中、出来るだけ外に出ないよう気をつけています。読書も進み、谷崎潤一郎著「痴人の愛」を読み終わりました。「ナオミズム」なる言葉まで生み出したヒット作。「ナオミ」は果たして生まれついての魔性の女だったのか、或いはジョージ(あえてカタカナ)との生活によって悪に堕ちたのか。悪の化身のようで、悪に堕ちるほど美しくなると言う、その過程が鮮やかに描かれています(鮮やか、なのか不愉快、なのか)。読んでいると、「ナオミ」の堕落ぶりと、なおもその「ナオミ」に固執してゆくジョージにイライラさせられます。それが狙いなのか?

 次は何を読みましょうか。出来れば爽やかな作品がいいのですが、まだ決めていません。「ヒストリー・オブ・ラヴ」でも再読しましょうか。う〜ん……



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