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⚠️ GWで相次ぐ地震...何が? 専門家指摘「注意すべき場所」 202205

2022-05-04 23:37:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

GWで相次ぐ地震...何が? 専門家指摘「注意すべき場所」
 FNNプライムオンライン より 220504





 各地で、震度3以上の地震が相次いでいる。

3日は東京、4日も沖縄で震度3を観測。
いったい、何が起きているのか。

4日午後0時54分ごろ、宮古島市で震度3を観測した。
震源地は、宮古島近海で、地震の規模を示すマグニチュードは4.4だった。

ゴールデンウィークに入ってから、各地では地震が相次いでいる。

4月29日以降、全国では震度3以上の地震を7回観測。

3日は鳥取で震度3、2日は京都で震度4、宮崎や石川で震度3などと、連日地震が起きている。

その中でも注目を集めたのが、3日午後7時40分ごろに起きた、東京・多摩東部を震源とする震度3の地震。

 多摩東部の住民(8)「グラングランって揺れて、3階で揺れて、だいぶ怖い」
多摩東部の住民(70代)「1回だけど、ドカンという、こういう衝撃は感じた。ずっと長くというんじゃなく、収まった感じ」
地震発生直後には、震源地・多摩東部が、ネット上でトレンド1位になるなど話題となった。
 このエリアが震源となったことについて、付近の住民に聞いてみると...。
多摩東部の住民(50代)「またでっかいのが来たら嫌だし」
多摩東部の住民(40代)「すごく身近に感じる。いままで人ごとだったんだけど、震源地? という感じだったんだけど、びっくりした」

 地震にくわしい慶應大学大学院の纐纈(こうけつ)一起特任教授によると、3日の地震は、多摩東部が震源となるのは珍しいものの、通常の地震活動の1つだという。

 一方で、纐纈教授は、この地震よりも、今後注意すべき場所があると指摘する。
それは、京都で続いている地震。
今起きているのは、ある地域に集中的に起きる「群発地震」と呼ばれるものだという。

 関西地方では、今後も震度3から4程度の地震が起きる可能性があるので、注意が必要だという。
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🍋 糖尿病の専門医が推奨「レモンがAGE値を抑える」 202205

2022-05-04 23:21:00 | 健康関連

糖尿病の専門医が推奨「レモンがAGE値を抑える」
  女性自身編集部 より 220504


今や日本人の国民病ともいえる糖尿病。

 動脈硬化や腎臓病、アルツハイマー型認知症など、さまざまな疾患につながることが知られているが、その大きな原因のひとつに「体の糖化」があると昭和大学医学部の山岸昌一教授は指摘する。

「『糖化』とは体内でタンパク質に糖がくっつくことにより、タンパク質が劣化する現象のこと。糖化タンパク質は体の中でもはや使いものにならなくなった燃えかすのような物質で、正式にはAGE(終末糖化産物)といいます。いわゆる“体のコゲ”です」

 血糖値が基準値以上に上がると、体内に断続的にAGEを発生させ続けることになり、これがまた血糖値を上げてしまうというのだ。
 さらに、この厄介なAGEは老化の原因にもなるという。

「体内でタンパク質の働きが落ちると、臓器にも悪影響が及びます。私たちの体内ではさまざまな化学反応が起こっていろんな臓器が適切に機能しているのですが、その化学反応を媒介しているのは酵素です。酵素はタンパク質からできているため、酵素が糖化するとその働きが悪くなってしまうのです」

 糖化が進むと、血管や骨、心臓、脳など全身にその影響が及び、さまざまな病気の原因になる。

■AGEがもたらす体への悪影響

〈認知症〉:老人斑(アミロイドβタンパク質の凝集)促進、神経原線維変化促進、酸化ストレスの増大など
〈見た目の老化〉:黄ぐすみ、くすみ、たるみ
〈皮膚の老化〉:皮膚コラーゲンの硬化、代謝異常
〈弾性線維の硬化〉:大動脈、腎臓皮質などの機能低下
〈動脈硬化〉:粥状化の進展
〈不妊〉:受精率の低下
〈骨粗しょう症・骨関節症〉:骨質の劣化、骨の脆弱化、骨芽細胞・破骨細胞の活性異常
〈糖尿病合併症〉:神経障害、網膜症、腎症

※『やせる!肌も血管もキレイになるレモン若返りレシピ』より

 そんなAGEだが、実は体内で発生するだけでなく、食事から取り込まれていることもわかった。
「AGEを多く含む食べ物というのは、てんぷらやから揚げ、焼き肉のように、タンパク質に直接強い火を加えて調理したものです。AGEをため込むような食事を続けていると、たとえ今は健康であっても、徐々に骨がもろくなったり、血管がボロボロになってしまったりということが起こりえます」

 中高年以降の世代にとって、筋肉を維持するためにも大切なタンパク質が、取り方によっては体に害を及ぼすかもしれないのだ。

■レモンのさまざまな働きがAGE値を抑える切り札に🍋

 山岸先生によれば「AGEはコゲですから、焼いたり揚げたりといった調理法ではなく、ゆでたり蒸したりといった調理法で値を下げることができる」という。たとえば、同じギョーザでも焼きギョーザでは6個で4190AGEに対し、水ギョーザは1625AGEと、半分以下の値になるというのだ。
 とはいえ、焼き肉やてんぷらを一切食べないのは現実的ではない。何かいい手はないのだろうか。

「AGE値を抑えるのにおすすめしたいのがレモンです。レモンには、活性酸素を除去するほか、代謝促進や抗酸化作用、降圧作用などさまざまな健康効果が期待できるのですが、実は糖化を抑える働きも抜群なのです。焼き肉やから揚げなどAGE値の高い料理の場合、下ごしらえの段階でお肉を15~30分ほどレモン汁に漬けておくと、そのまま調理したときに比べてAGE値を40~60%も抑えることができます」

 これは、レモンに含まれるクエン酸が糖とタンパク質の結合を抑えてくれるからだそうで、あらゆる肉料理に応用できる。

 たとえばとんかつなら、肉をレモン汁に20~30分漬けて下処理することで、AGE値が約60%も減少するのだという。
「ほかにもブロッコリースプラウトやまいたけには、AGEを吸収しにくくしたり、作りにくくしたりする働きがありますので、積極的に食べてほしい食材です」

 また、レモン汁は酢の物に入れたり、食べるときにかけたりするのもよいそう。
「食事にレモンやお酢が入ると、腸の動きがゆっくりになります。食べ物がゆっくりと消化、吸収されると血糖値が上がりにくくなりますから、体内でAGEが作られるのを抑えることもできます」

 レモンには唾液の分泌を促す働きもあるので、食欲増進にもつながるし、腸の働きを活発にする作用もあるので便秘解消も期待できそうだ。さらに、レモンのスッキリとした香りにはリラックス効果があり、食事そのものだけでなく、気持ちを切り替える作用も。

■レモンに含まれる「元気」と「長寿」に役立つ成分🍋

〈ビタミンC〉:活性酸素の除去、免疫力の増強/血管の強化、美肌効果/ストレス緩和/ホルモンの分泌促進
〈クエン酸〉:代謝の活性化、疲労の回復/骨粗しょう症や貧血の予防
〈ポリフェノール〉:抗酸化作用
〈カリウム〉:血圧の改善
〈食物繊維〉:便秘解消作用

更年期以降の年代の女性にとってはレモンを取ることで骨粗しょう症の予防にもなるそう。
「現在、日本では約1,300万人もの人が骨粗しょう症とされており、そのうちの9割以上が女性です。骨は体の中でもコラーゲンが多い臓器なのですが、コラーゲンに糖がくっつくとコラーゲンのしなやかさが失われて、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながります」

 足腰や骨の健康のためにも、AGEを抑える“抗糖化”を心掛けることが大切なのだ。
そして、女性ならもっとも気になる美容の観点からも、AGEはできるだけ避けたいもの。

「コラーゲンは糖化すると骨だけでなく、肌のくすみや、しみ、しわ、たるみ、さらには薄毛なども招いてしまいます。よく『アンチエイジングには抗酸化作用が大切』といわれますが、抗酸化を促している酵素もタンパク質が成分なので、体内で糖化が進むと抗酸化力も働きません。つまり、抗糖化は健康維持だけでなく、若さを保つためにも必要だということです」

■レモン果汁効果的な取り方🍋

〈1〉レモン果汁30mlを、水や炭酸水などで薄めて食前に飲む(飲みにくい場合は控えめに甘味をつけてもよい)
〈2〉レモン果汁を料理に使い、食事の最初のほうでそれを食べる

 トータルで30mlほどのレモン果汁を,食前または食事の最初のほうに取れば◎。レモン果汁は,市販の瓶入りのものでもOK。標準的な大きさのレモンから約30mlの果汁が取れる。

糖尿病や骨粗しょう症の予防からアンチエンジングまで、まさに若々しく健康な老後を迎えるために欠かせないAGE対策。その切り札ともいえるレモンは、毎日の食生活に積極的に取り入れたい。

【PROFILE】
山岸昌一 昭和大学医学部教授。
循環器・糖尿病の専門医として診療に携わるかたわら、「AGEを抑え、老化を防ぐ方法」について啓蒙活動を行っている。山岸先生も登場する『やせる!肌も血管もキレイになるレモン若返りレシピ』(マキノ出版)は好評発売中
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🚶‍♀️…伊勢田農地…すき家… 220504^

2022-05-04 19:39:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸堤防道…太閤堤跡公園…宇治橋…巨椋池:水のみち…左岸堤防道…水のみち…井川排水機構…ユニチカ中央研前…任天堂前…槙島菌場…槙島農地(月夜…外)…巨椋神社沿…近鉄京都線向島4号踏切…小倉農地(蓮池…西宇治公園沿…堀池)…伊勢田農地(南遊田…東遊田)…小倉農地(大池…新田島…巨椋池水路桜並木道)…近鉄線踏切向島2号…京滋バイパス沿…すき家🍱…宇治川高架橋…Alp沿…右岸堤防道…>
🚶‍♀️14444歩2kg

☀️:散歩日和:宇治川高架橋23℃

広大な農地(田植え前)見たさとすき家の親子丼食べたさにコース選定。
連休で平等院付近は人出多
槙島農地月夜の水路に初アメンボ
小倉農地では運良くこの日3便しかない特急“あおによし”を向島4号踏切付近で👀
ナイスなタイミング!
なか卯:親子丼に肉皿にかしわ!行き11千歩帰り3千歩。










💋超ムーの世界R より 霊界コミュニケーションロボット/WARASI 場の霊界度を色と音声で表現⁈



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「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に足りないある食べ物 202205

2022-05-04 00:30:00 | 健康関連

「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に足りないある食べ物【2021編集部セレクション】
  プレジデント onlain  より 220504  水野 雅登


 2021年にプレジデントオンラインで配信した人気記事から、いま読み直したい「編集部セレクション」をお届けします――。(初公開日:2021年6月30日)

 糖尿病を改善するには、どのような食事をすれば良いのか。医師の水野雅登さんは「タンパク質をとることが最優先だ。タンパク質は身体の土台なので、不足すると他の栄養素が吸収されにくくなる」という――。
※本稿は、水野雅登『糖尿病の真実』(光文社新書)の一部を再編集したものです。

⚫︎医師が気づいた「慢性疾患の患者の共通点」
 色々ある栄養のうち、最も大切なものは何かというと、タンパク質です。ところが、現代の食生活の中では、タンパク質が非常に軽視されていると医師として感じることが多々あります。なぜなら、糖尿病などの慢性疾患の患者さんを診ると、ほぼ確実にタンパク質が不足しているからです。

「野菜は健康にいいから食べるべき」「ごはんやパンを食べないとエネルギー不足になる」という見当違いの考えが一般的ですが、肉や卵や魚を食べる意識はさほど強く持っていないことが多いようです。

 その自覚があまりないことが多く、「タンパク質を十分にとっていますか?」と質問すると、必ず「はい、しっかりとってます!」という答えが返ってきます。顕著なタンパク質不足がある人も、BMIが18.5を切っている「痩せ」に分類される人も、そう答えます。

 これは、患者さんたちだけに問題があるのではなく、一般的な医師も管理栄養士も、そのほとんどが栄養に関して正しい知識がないことも影響しています。
 専門家たちも、国が定めた食事摂取基準にのっとった「炭水化物6割、タンパク質2割、脂質2割の食事」という低タンパクで高糖質な食事を指導しているからです。

 日本人のほとんどが、無自覚なタンパク質不足です。身体を構成している成分は、重さでいえば、7割程度が水で、2割程度がタンパク質です。つまり、水を除くと、最も多いのがタンパク質ですから、最も補給すべき栄養素だと考えてください。

⚫︎優先順位をイメージづける「栄養ピラミッド」
 摂取すべき栄養素には、優先順位があります。それをわかりやすく図にしたのが、図表1の「栄養ピラミッド」です。このピラミッドの考え方は、ブログ「パラダイムシフト好きの外科医のblog」にある「治療のピラミッド」から発展させたものです。考え方の優先順位をイメージしやすいので、ヒントにさせてもらいました。
 📗出典=『糖尿病の真実』(光文社新書)

 この図表でいうと、ピラミッドの土台はタンパク質と脂質です。これらが十分に足りている状態で、はじめて上に位置する鉄、さらに上部のビタミンやミネラルがしっかり吸収できるようになります。

 たとえば、タンパク質不足がひどい場合には、ビタミンやミネラルを胃が受けつけることができず、かえって食欲不振になったりします。胃も胃壁も胃の中で働く消化酵素も、すべてタンパク質を材料としているからです。材料が不足していると、胃が十分に機能を果たせなくなってしまうのです。だから、優先順位が大切になってくるのです。

 脂質を優先する食事方法もあり、おすすめすることも多くありますが、糖尿病の場合にはタンパク質不足であることがほぼ確定的です。脂質優先の食事は、タンパク質不足が解消してからの方が健康的です。

⚫︎国民総鉄不足の日本人
 本来は,鉄はミネラルの一種ですから,このピラミッドでいうと一番上に含まれることになります。しかし,わざわざ別にしているのは,他のミネラルよりも優先順位が高いからです。

 欧米などの諸外国では、小麦粉などへの鉄の添加が法律で義務づけられています。他にも、ベトナムでは調味料のナンプラーに、モロッコでは塩に、中国では醤油に鉄添加が行われています。各国が、貧血の予防のために国策として鉄添加を行っているのです。

 しかし、日本では、こうした国策として鉄を添加する、ということは行われていません。その結果、多くの国民が鉄不足に悩まされています。しかも、それは貧血と認識されていないことも多々あります。

 貧血といえば立ち眩みや顔色が悪いなどの症状が有名ですが、それだけではありません。いつも疲れている、眠れない、血圧や体温が低い、原因不明の頭痛、甘味依存、糖尿病、肥満、マタニティーブルー、発達障害、うつ・パニック、がんなど、鉄不足がもたらす心身への悪影響は数限りなくあります。

 鉄不足は、鉄を補充しない限り、未来永劫に治りません。それと同時に多くの人が、自分の鉄不足に気がついていません。このため鉄の重要度を強調すべく、栄養ピラミッドでは他のミネラルから独立させ、より基礎的な箇所に位置づけしました。

⚫︎タンパク質は何からとるか?
 タンパク質をとるときの基本は、「肉、卵から」が基本です。加えて、タンパク質不足を補う段階では、ほぼ必須なのが「ホエイプロテイン」です。
 プロテインと聞くと、ムキムキのスポーツマンが飲んでいるイメージがまだまだ強いのですが、私はタンパク質不足が顕著な人、特に糖尿病の方の食事療法の一環としておすすめしています。
「ホエイ」は日本語では「乳清」といいます。ヨーグルトの上によく溜まっている、あの透明な液体が、ホエイです。それを粉末に加工したものが、ホエイプロテインの製品です。なお、英語では「whey」と書き、発音では「H」を発音せずに「ウェイ」または「ウエイ」と呼ばれます。「ホエイ」は、あくまで日本語読み、ということになります。

 肉は、牛肉、豚肉、鶏肉、どれでもかまいません。好きなものを選んでください。調理方法も、糖質やトランス脂肪酸を添加しない方法であれば、好みでかまいません。糖質とトランス脂肪酸を添加する調理法とは、たとえば、パン粉をたっぷりつけて、サラダ油で揚げるなどといったものがそうです。トランス脂肪酸は「食べるプラスチック」といわれるほど健康被害リスクが高いので、できる限り避けることをおすすめします。

⚫︎「肉食は身体に悪い」に対する答え
「肉ばかり食べていては栄養が偏るのでは?」という質問をよく受けます。「肉は太る」「肉は身体に悪い」「肉ばかり食べているとがんになる」というイメージを持つ人は多く、わざわざ肉を控えている方も少なくありません。健康志向の高い人ほど、そうした傾向が強くあります。
 逆に、「バランスよく」や「栄養の偏り」という考え方の方が、偏っていると私は考えています。それについては、旧来のカロリー理論がいかに間違った古い考え方か、すでに述べてきた通りです。

「バランスのよい食事」とは、本来であれば、私たちの身体が求める栄養素に対して「バランス」をとるべきです。
 しかし、一般に広まっている「バランスのよい食事」は、私たちの身体の求める栄養を無視しています。身体を構成する要素の多くをタンパク質が占めているのは、前述した通りです。それに対して「炭水化物を6割とりなさい」というのは、明らかにバランスを欠いています。大切なのは、「私たちの身体の求める栄養をとる」ことです。

⚫︎卵は完全栄養食
 私に言わせれば、卵こそ「バランスのよい」食品です。実際、「完全栄養食」といわれるほど、栄養が充実しています。ところが、この卵も「週に○個までにしないといけない」といった間違ったイメージを今も持ち続けている人が少なくありません。

 これはコレステロールの冤罪が関係しています。一時期、卵に豊富に含まれるコレステロールが血管に悪いという間違った情報が広まっていたからです。
 しかし、2013年に米国心臓病学会が「コレステロールの摂取制限を設けない」としました。その2年後、2015年には、米農務省と保健福祉省も、コレステロールの摂取制限をガイドラインから削除しました。
 日本でも厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、コレステロールの摂取基準が撤廃されました。そのいずれの理由も「コレステロール摂取の上限値を算定するのに、十分な科学的根拠が得られなかった」ためです。
 毎日、2個でも、3個でも、10個でも食べて大丈夫、ということです。むしろ、卵をたくさん食べると、不健康になるどころかタンパク質不足が解消され、健康になります。

⚫︎卵でコレステロールが上がる2つの条件
 ところが、いまだに「卵は控えてください」と患者さんに指導している、化石のような医師が多くいます。これには理由があり、その医師たちは自分の患者さんたちで、卵を食べた後にLDLコレステロール値が上がったためでしょう。確かに、実際に、卵を食べるとLDLコレステロール値が上がる人がいます。それは、次の2つの条件が当てはまる人です。

・糖質まみれの食事
・今までコレステロールを含む食べ物をとる機会が少なかった

 糖質の多い食事をしてきた人の身体は、インスリンの酸化ダメージでボロボロになっています。その状態で卵を食べると、身体は「やっと身体を治す材料が来た!」と、せっせとLDLコレステロールを作ります。そのため、LDLコレステロール値が上がるのです。
 つまり、むしろ至極、健康的な反応といえます。逆にいえば、卵を控え続けると身体はいつまで経っても修復されません。

 確かに、すでに血管が詰まりかけている状態にあると、増えたLDLコレステロールによって血管が詰まるケースはあります。私も、そういった症例を何例も診たことがあります。血管が詰まる根本原因は糖質です。この場合には、その糖質を控えつつ、時に血液をサラサラにする薬も併用した対応が必要です。

⚫︎糖尿病の場合の「脂質」摂取の考え方
「脂質」については、さほど摂取を意識しなくても問題ありません。肉や卵でタンパク質をとっていれば、必然的に脂質は摂取できるからです。

 最近は「高脂質食」についての情報もたくさん出てきていますが、本格的に取り組もうとすると、摂取するグラム数や、脂質代謝に必要なビタミンやミネラルをサプリメントで補うことも考え合わせる必要が出てきて、非常に複雑になります。

 まずは、本稿の目的である「糖尿病の予防と改善」のためであれば、それらを考える必要はありません。「お腹が空かない程度の脂質をとる」くらいのイメージで十分です。
 また、脂質の摂取をわざわざ避ける必要もありません。カロリー指導を受けた人は「カロリーの高い脂質の摂取は避けるべき」と思い込んでいる方が多いと思いますが、脂質のみの摂取で血糖値は上がりません。血糖値を直接的に上げるのは糖質だけです。

 しかし、糖質と脂質を合わせてとると、糖質の影響で血糖値が上がり、インスリンが分泌されて、糖質と一緒に脂質も脂肪細胞に取り込まれることになります。つまり、太りやすくなります。
 しかし、脂質だけならこのスイッチは入りませんし、タンパク質と合わせて摂取しても、少量のインスリンしか分泌されないため、過剰に肥満になる心配はありません。
 逆に、糖質オフをしながら脂質まで制限すると、エネルギー不足に陥るので、注意が必要です。

 空腹をやわらげるためには、エネルギーに素早く変わるMCTオイルを摂取することが助けになることもあります。加熱せずにそのまま摂取するのがコツです。朝や食間の紅茶やコーヒーに加えて飲んでいる人も多いようです。
 素早くといっても、摂取してからエネルギーに変換されるまで3時間ほどかかるため、そのタイミングを見計らって摂取する必要があります。

⚫︎糖質依存からの脱出法
 3食の主食をたっぷり食べて、おやつもしっかりとっていた……という人の場合、いきなり糖質をゼロにすると、ほぼ失敗してしまいます。「糖質はやめなければいけない」。その「やめなければいけない」という「我慢」と「義務感」は、必ず反動を生んでしまい、続けることが難しくなるからです。

 これを避けるためには、まずは「タンパク質をたくさん食べる」意識を先に持ってくることです。
 具体的にいうと、肉や卵、魚でお腹をいっぱいにする、ということです。前菜にタンパク質、主食もタンパク質にしましょう。ごはんやパンはデザート感覚で最後に少量とる、というスタイルにすると、自然と糖質をとる量が減っていきます。

📗水野雅登『糖尿病の真実』(光文社新書)

 同時に、鉄の摂取も進める必要があります。鉄はエネルギー産生をサポートする重要な栄養素です。鉄が不足すると身体がエネルギー不足になるため、手っ取り早くエネルギーになる糖質を強烈に欲するようになります。

 特に、月経で鉄を毎月大量に失う女性は、鉄不足による甘み依存に陥りやすいといえます。鉄は必要量を食事で満たすことはほぼ不可能なので、サプリメントを使って、速やかに満たしてください。

 糖質依存から離脱するためには、まずは、タンパク質と鉄の不足を迅速に改善することが必須となります。

 また、今まで実際にこの食事法(タンパク脂質食)を開始した全員が、いきなり糖質ゼロにしたわけではありません。たとえば、糖質量を、まず今までの8割、次に6割などと徐々に減らした方もいました。このように、タンパク質と鉄をとりながら、糖質を減らすことが大切です。そうすれば、エネルギー不足になることなく、高タンパク・糖質オフに移行できます。

水野 雅登(みずの・まさと) 医師 1977年,愛知県生まれ。
2003年に医師免許取得(医籍登録)。
日本糖質制限医療推進協会提携医。著書に『薬に頼らず血糖値を下げる方法』(アチーブメント出版)、『医学的に内臓脂肪を落とす方法』(エクスナレッジ)、『糖質オフ大全科』(主婦の友社)など多数。
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