⚠️団塊ジュニアの終焉と同時に訪れる、日本崩壊のカウントダウン
資産形成ゴールド onlainより 220529
日本人、どの世代が多いかといえば、団塊の世代とその子世代にあたる団塊ジュニア。2020年の国勢調査によると出生数が50万人を割るなか、この年代は各年齢90万~100万人強もいます。そのボリュームがゆえ、将来は悲観せざるを得ません。みていきましょう。
⚫︎20年後の日本…人口ピラミッドから考えると
日本を語るうえで欠かせない、団塊の世代とその子どもたちである団塊ジュニア。
団塊の世代は戦後の第1次ベビーブームで誕生した世代で、1947〜1949年に生まれた人たちです。
彼らが親となり、再びベビーブームが訪れた1971〜1975年に生まれた人たちが、そのジュニアと呼ばれています。
団塊の世代は日本の高度成長を支えてきた人たち、そして団塊ジュニアはいまの日本を支えている人たち。
団塊の世代は日本の高度成長を支えてきた人たち、そして団塊ジュニアはいまの日本を支えている人たち。
2022年時点、団塊の世代は73〜75歳、団塊ジュニアは47〜51歳になります。
人口分布をみても、その存在感は明らか(図表)。日本の人口ピラミッドは、ピラミッドという言葉からはかけ離れた歪をカタチをしています。
人口分布をみても、その存在感は明らか(図表)。日本の人口ピラミッドは、ピラミッドという言葉からはかけ離れた歪をカタチをしています。
日本人のボリュームゾーンは団塊の世代(調査71〜73歳)と、そのジュニア(調査時45〜47歳。図表赤枠)です。
[図表]日本の人口ピラミッド(2020年) 出所:総務省『令和2年国勢調査』より作成
◆団塊ジュニア
45歳:185.2万人
46歳:195.6万人
47歳:199.1万人
48歳:195.4万人
49歳:189.5万人
◆団塊の世代
71歳:205.2万人
72歳:201.4万人
73歳:189.3万人
※年齢と人口は2020年国勢調査時
日本の人口ピラミッド、時系列でみていくと、この2つの高まりが徐々に上へ上へと移動していくように変化していきました。
[図表]日本の人口ピラミッド(2020年) 出所:総務省『令和2年国勢調査』より作成
◆団塊ジュニア
45歳:185.2万人
46歳:195.6万人
47歳:199.1万人
48歳:195.4万人
49歳:189.5万人
◆団塊の世代
71歳:205.2万人
72歳:201.4万人
73歳:189.3万人
※年齢と人口は2020年国勢調査時
日本の人口ピラミッド、時系列でみていくと、この2つの高まりが徐々に上へ上へと移動していくように変化していきました。
これから20年後を想像してみましょう。さすがに団塊の世代は90代に達しているので、ボリュームはなくなります。
しかし、団塊ジュニアの高まりはそのまま上へと移動します。20年後、日本の人口のボリュームは70代前後となり、人口ピラミッドは、何とも不安定なカタチになってしまうわけです。
人口はその国の経済を支えるもの。すべてを人口だけで語ることはできませんが、世界で経済成長が著しい国では、人口は増加傾向にあり、人口ピラミッドはキレイな山型をしています。
20年後、日本の人口ピラミッドはいまにも倒れそうなカタチ……すなわち、日本経済を倒壊寸前の可能性が高い、というわけです。
⚫︎日本崩壊への転換点となる「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」
人口に注目した問題として、「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」の3つがよく語られます。
「2025年問題」は、団塊の世代がすべて75歳以上になるという分岐点。
人口はその国の経済を支えるもの。すべてを人口だけで語ることはできませんが、世界で経済成長が著しい国では、人口は増加傾向にあり、人口ピラミッドはキレイな山型をしています。
20年後、日本の人口ピラミッドはいまにも倒れそうなカタチ……すなわち、日本経済を倒壊寸前の可能性が高い、というわけです。
⚫︎日本崩壊への転換点となる「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」
人口に注目した問題として、「2025年問題」「2040年問題」「2054年問題」の3つがよく語られます。
「2025年問題」は、団塊の世代がすべて75歳以上になるという分岐点。
国立社会保障・人口問題研究所の試算によると、2025年に75歳以上の人口は2,180万人になり、全人口17.8%を占めるようになるといいます。それ以降は、医療費や介護費の負担がいっそう増すとされているのです。
「2040年問題」は、2025年問題から15年あまりで、20歳~64歳の現役人口が約1,000万人も減少するというもの。
「2040年問題」は、2025年問題から15年あまりで、20歳~64歳の現役人口が約1,000万人も減少するというもの。
2025年に6,634万人とされている現役人口は、2040年には5,542万人になると試算されています。
一方で、現役世代が急減する一方で、65歳以上は増加。人口のボリュームゾーンである団塊ジュニアは、すべて65歳に達します。現行の年金制度のままであれば、そんな世代が年金生活に入るわけです。
さらに75歳以上人口は2054年まで増加し、全人口に占める割合は、25%に達するとされています。4人に1人が75歳以上の高齢者……想像がつくでしょうか? ちなみにこのとき、団塊ジュニアは80歳前後です。
そんな、超々高齢化社会というべきなか、社会保障や財政は現行のままでいられるでしょうか。現行の年金制度は100年先を見据えているといいますが、想定通りにいくとは限りません。
一方で、現役世代が急減する一方で、65歳以上は増加。人口のボリュームゾーンである団塊ジュニアは、すべて65歳に達します。現行の年金制度のままであれば、そんな世代が年金生活に入るわけです。
さらに75歳以上人口は2054年まで増加し、全人口に占める割合は、25%に達するとされています。4人に1人が75歳以上の高齢者……想像がつくでしょうか? ちなみにこのとき、団塊ジュニアは80歳前後です。
そんな、超々高齢化社会というべきなか、社会保障や財政は現行のままでいられるでしょうか。現行の年金制度は100年先を見据えているといいますが、想定通りにいくとは限りません。
少なくても現状、65歳以上が高齢者とされていますが、たとえば75歳から、さらには80歳からが高齢者、などという世界になっているかもしれません。
あくまでも仮定の話をしてきましたが、これからの世代は「老後、頼れるのは自分だけ」と割り切って備えるのが得策です。特に若年層は、時間が味方をしてくれます。老後を見据えた資産形成は、20代から始めても、なんら早いことはないのです。
あくまでも仮定の話をしてきましたが、これからの世代は「老後、頼れるのは自分だけ」と割り切って備えるのが得策です。特に若年層は、時間が味方をしてくれます。老後を見据えた資産形成は、20代から始めても、なんら早いことはないのです。
💋人口動勢は早くから精度もよく分かっていただけに、行政•立法•マスコミ•学者•知識人の…無責任体質