要旨
日本語の名詞の中に数多く存在する動詞の連用形から成る転成名詞を、朝日新聞社「天声人語」・読売新聞社「編集後記」を対象として、「単一の動詞から成るもの」「複数の動詞から成るもの」「他の要素+連用形から成るもの」に分類し、さらに語末がイ段で終わるものとエ段で終わるものにも分類し、結果を比較した。
結果として、「単一の動詞から成るもの」は同じ語が何回も登場することが多いが、「複数の動詞から成るもの」は同じ語が何回も登場することはほとんどなく、動詞を組み合わせることによってさまざまな転成名詞がつくられることがわかった。さらに、「複数の動詞から成るもの」は他のタイプに比べるとエ段で終わる転成名詞の割合が高かった。また、今回は2011年10月の記事と1991年10月の記事の比較をおこなったが、20年間では大きな違いは見られなかった。
日本語の名詞の中に数多く存在する動詞の連用形から成る転成名詞を、朝日新聞社「天声人語」・読売新聞社「編集後記」を対象として、「単一の動詞から成るもの」「複数の動詞から成るもの」「他の要素+連用形から成るもの」に分類し、さらに語末がイ段で終わるものとエ段で終わるものにも分類し、結果を比較した。
結果として、「単一の動詞から成るもの」は同じ語が何回も登場することが多いが、「複数の動詞から成るもの」は同じ語が何回も登場することはほとんどなく、動詞を組み合わせることによってさまざまな転成名詞がつくられることがわかった。さらに、「複数の動詞から成るもの」は他のタイプに比べるとエ段で終わる転成名詞の割合が高かった。また、今回は2011年10月の記事と1991年10月の記事の比較をおこなったが、20年間では大きな違いは見られなかった。