今年は,結婚式に二つ出席します。
さて,何を着て行こうかと考えながら,百貨店をぶらぶらしていると,ある服が目に留まりました。すると,
「入学式ですか」
と声を掛けられました。素晴らしい。「お子さんの・お孫さんの」などを入れると,子どもいないけど?とか,そんな年じゃないわよ!とか,思うでしょうが,最初に何も入れずに,「入学式ですか」と聞かれたので,実は,もうすぐ入学式を控えていた私(4月からまた大学院生^^)は,なぜわかった?と勝手に思って,ちょっとうれしくなったのです。
気に入った服があったので,試着しようかどうしようか,悩んでいると,
「サイズ感を見られますか」
この言い方は,結構,市民権を得ているようですね。前は,変な日本語と思ったけれど,慣れてきたせいもあるのか,「サイズ感を見る」だと,ただ,サイズがどうか,どう感じるか見えるかなどというかなり婉曲的な(曖昧な^^)表現になるのでしょう。
さらに,服にあうコサージュを持ってきてくれたのですが,私はアクセサリーがあまり好きではないので,どうしようか悩んで,
「コサージュっておばさん臭くないですか」
というと,店員さんは,言います。
「服に直接つけると,『落ち着いた感じ』になりますが,ネックレスにつけると,さりげない感じになります」
素晴らしい。
おばさん臭い→落ち着いた感じ
言い回し一つで,これほど印象が変わるのも面白いです。相手を気遣った言い回しに感動した一日でした^^。