今週は亀の前事件がメインのようですね
自分だけが蚊帳の外だと知った政子の怒りは
凄かったですね
「鎌倉殿の顔色を伺ってくっついて回って田
んぼのヒル!!」 と義時を罵る政子
中々口を割らない義時ですが、政子の執拗な
詰問に遂に亀の名前を暴露
「あの薄い顔の女ね。」と政子。
ヒルと薄い顔の女、三谷幸喜ならではの言い
回しですね
牧の方と後で現れた政子に問い詰められる頼
朝が逆切れ
「身の程をわきまえろ。」と一喝したまでは
良かったのですが、今度は時政が逆切れ
「わしの大事な身内にようもそんな口をたた
いてくれたな!!」
「たとえ鎌倉殿でも許せね~」と言ったまで
は良かったのですが、「言っちまった~」と
直ぐに反省する時政
そうです、言ってしまった事は仕方ないので
す。
この後、時政は少しの間伊豆へ引きこもりま
す
逆切れした頼朝に逆切れした時政。
結局、元の鞘に戻ってメデタシメデタシなの
ですが、もう少し時間が掛かりそうですね
ドラマで亀は漁師・権三の妻となっていまし
たが、安房の武将の娘だとも言われています
ね
御所内で女中頭を務めるくらいですから漁師
の妻という設定には少し無理があるのかも知
れません
父・伊東祐親を殺したのが頼朝だと知ってい
ながら「千鶴丸の敵を取ってくれた。」と義
時に言い切る八重ですが、そう思うしかなか
ったのでしょうか?
八重にとって、子供を殺したのが父で、その
父を殺したのが子供の父で、何ともやるせな
さを感じます
子供や父に対する愛情よりも惚れた男への愛
情の方が勝るものなのでしょうか?
僕には分からない世界の話ですが…
ところで
前妻が後妻や妾に嫌がらせをする・後妻打ち
(いわなりうち)を決行しましたね
平安~戦国時代頃まで残っていた風習だとい
われていますが、男尊女卑の社会だとはいっ
ても女性にもある程度の憂さ晴らしは認めら
れていたようです
武器としては家庭にあるほうきやすりこぎな
ど、戦うと言っても刀や槍ではありません。
今回の亀の前事件は後妻打ちにしてはかなり
度が過ぎた感じですよね
「ここまでするか?」と言っていた頼朝の気
持ちも分からなくはありません。
吾妻鑑にも記載されているので間違いのない
事件の様ですが、げに恐ろしきは女なり と言
ったところでしょうかね