昨日、オリンピックが終わった。これからパラリンピックがはじまる。
新型コロナで毎日命が亡くなり、感染が爆発している。
9日付しんぶん赤旗より
大会前も、大会期間中も「中止を」の声が広がっていった。開催地東京の医療ひっ迫、いや「崩壊」かともいえる緊急事態だ。
菅首相は「中等症は自宅療養を」など、専門家の意見も聞かず「決定」した。さすがに与党からも「反対」の声があがり「一部修正」したが、菅首相は撤回していない。7日現在、自宅療養者は1万8千人を超えた。
軽症でも自宅で亡くなっているのに、ましてや酸素吸入が必要な中等症まで自宅となると、これはもう「療養」ではなく「放置」であり、菅首相の言う「自己責任」の極致ではないか。
入院もできずに自宅で命を落とす。本人や家族、友人たちの無念さや悔しさが菅首相に届いていない。それどころか、聞こうともしないのではないか。
昨日の閉会式では、多くの選手がマスクなしで「密」になっている。選手や関係者の感染は400人を超えているというのに。
これから多くの選手や関係者が帰国する。
「強権」とともに専門家の助言を聞こうとしない、
ひたすら「オリンピック開催」を強行してきた菅政権のツケはどれほど大きくふくれあがるのか。
「強欲資本主義」に命まで飲み込まれているオリンピックを本来の「憲章」の精神に引きもどさなければならない。
そこに政治のはたす役割がある。
だからこそ、自民・公明とその補完勢力をいつまでものさばらせてはならない。