安倍首相が目指している「美しい国」とは、「美国」つまり「アメリカ」のことか?

2006年12月04日 22時27分31秒 | 政治
◆迂闊にもいままで気づかなかったが、安倍首相が「政策」の中心に据えて口癖にしている「美しい国づくり」、あるいは51万部を突破していると言われている著書「美しい国へ」を、中国人や韓国人が聞いたり、見たりしたらどう思うだろうかと考えてみた。「美しい国」を縮めると、「美国」となり、これは中国語読みの「米国」、そう「アメリカ」のことを意味する。
◆一説によると、「中国でもしばらくは『米利堅』」または『米国』」が使われていたが、1900年の義和団事件でアメリカが中国を助けた(と思わせた)ことに感謝し、北京語で『「米国』(メイグオ)と同じ発音である『「美国』(メイグオ)が使われるようになった」という。
また現在、台湾や香港では「美利堅合衆国」がアメリカの正式名称として使われており、「
中国では『美国』以外には使われているのを見たことが無い」という。韓国は日本と中国の影響を受け「亜美利加」または「美国」を使用しているそうである。
◆まさか「美しい国」の平仮名混じりの言葉を「アメリカ」と早とちりして理解する人は少ないだろうが、へそ曲がりも少なくない世の中である。安倍首相が「美しい国」と連発する「そのココロは?」と聞かれて、「アメリカ」と答えるはずだと受け止める人がいても不思議ではない。やはり安倍首相の深層心理には、「アメリカのような国になりたい」という切なる願望があるのであろうか。そういえば、安倍首相は亡父・晋太郎元外相の秘書官を務めた「外交通」でもあり、対中国・対韓国外交に神経を人一倍、気を使っている政治家である。「美国」の意味を知らないはずはない。
◆NHKの実況中継をテレビで参議院決算委員会を視聴しながら「美しい国とはいかなる国なのであろうか」と疑問に思いつつ、ふと、こう感じた次第である。
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