「ほっとけない夕張危機渡哲也生出演・・今語る夕張への熱い思いと・・税金ムダ遣いの果てに弱者切捨て現場悲鳴密着・新成人の戦い」を報ずるTBSテレビ「みのもんた朝ズバッ!」(12月29日)は、ひさしぶりに感動的だった。
夕張市は、山田洋次監督の不朽の名作「黄色いハンカチ」、石原プロ製作の「西部警察」吉永小百合主演の「北の零年」などの撮影現場であり、セットも残っている。「夕張ファンタスティック映画祭」(2006年2月で中止)は全国的に有名であった。これらの文化資産を活用しない手はない。「自分の手で夕張の灯は消さない」という思いからNPO法人「ゆうばり観光協会」の高村健次代表(65)とNPO法人「夕張ファンタ」の澤田直矢代表(38)の活動を通して住民自ら「再生への道」に立ち上がろうとする姿をとらえていた。
もう一つ、12月15日に開かれたクリスマスイベント「大声コンテスト」で、「成人式をなんとかして欲しい」と叫んだ専門学校生・土屋美樹さん(19)が、夕張市から「成人祭実行委員会代表」に指名されて、奮闘する姿に、思わずホロリとさせられた。2007年1月の成人式に参加予定の新成人は95人。
ところが、市の成人式開催予算が前回の60万円から1万円に減額され、市役所からは、何の音沙汰もなく、不安になった土屋さんら若者たちは、市役所を訪れ、土屋さんは涙の抗議をしていた。ようやく夕張市役所も動き出し、市民会館で開催が決まり、「手づくり」の成人式の準備が始まった。このことを風の便りで知った各地の有志意から激励の声やカンパが寄せられてくるようになったという。土屋さんは、隣町の専門学校で介護の勉強をしているといい、卒業してからは、夕張市内で仕事をしたいと目を輝かせている。
絶望的な廃墟からでも、新しい芽は必ず生まれてくるものである。年の瀬になってようやく「光明」が見えてきた感じがして、こちらも勇気が湧いてきた。
夕張市は、山田洋次監督の不朽の名作「黄色いハンカチ」、石原プロ製作の「西部警察」吉永小百合主演の「北の零年」などの撮影現場であり、セットも残っている。「夕張ファンタスティック映画祭」(2006年2月で中止)は全国的に有名であった。これらの文化資産を活用しない手はない。「自分の手で夕張の灯は消さない」という思いからNPO法人「ゆうばり観光協会」の高村健次代表(65)とNPO法人「夕張ファンタ」の澤田直矢代表(38)の活動を通して住民自ら「再生への道」に立ち上がろうとする姿をとらえていた。
もう一つ、12月15日に開かれたクリスマスイベント「大声コンテスト」で、「成人式をなんとかして欲しい」と叫んだ専門学校生・土屋美樹さん(19)が、夕張市から「成人祭実行委員会代表」に指名されて、奮闘する姿に、思わずホロリとさせられた。2007年1月の成人式に参加予定の新成人は95人。
ところが、市の成人式開催予算が前回の60万円から1万円に減額され、市役所からは、何の音沙汰もなく、不安になった土屋さんら若者たちは、市役所を訪れ、土屋さんは涙の抗議をしていた。ようやく夕張市役所も動き出し、市民会館で開催が決まり、「手づくり」の成人式の準備が始まった。このことを風の便りで知った各地の有志意から激励の声やカンパが寄せられてくるようになったという。土屋さんは、隣町の専門学校で介護の勉強をしているといい、卒業してからは、夕張市内で仕事をしたいと目を輝かせている。
絶望的な廃墟からでも、新しい芽は必ず生まれてくるものである。年の瀬になってようやく「光明」が見えてきた感じがして、こちらも勇気が湧いてきた。