◆「孫子の兵法」の孫武は、統帥あるいは将帥に必要な条件について、「智・信・仁・勇・厳」の5つを挙げている。知恵、信頼、慈しみ、勇気、厳格な綱紀である。このなかで、とかく軽視され勝ちなのが、「厳格な綱紀」である。綱紀が緩むと組織は、だらけてくる。それゆえに、「信賞必罰」は、しっかりと行われなくてはならないのである。誉めるべきときは、誉める。綱紀を紊乱するようなことがあれば、厳しく罰する必要がある。
◆情実により、甘い態度を取っていると、指導者は、部下から侮られるようになる。そうなると、組織は、維持できなくなり、部下はだれも、指導者の命令を聞かなくなるのである。「泣いて馬蜀を斬る」という言葉があるように、バッサリと処分するときは、情実にとらわれることなく、示しをつける。そうすることにより、指導者への信頼感は強まる。これができない指導者には、だれも着いて行かず、命令も聞かなくなる。安倍首相は、まさにこのようなピンチに立たされている。背後にとりついている「悪霊」のような森喜朗元首相や青木幹雄参議院自民党会長の脅しには素直に聞くが、統帥・将帥としての基本原則を守らないという姿を国民にさらけ出すなら、指導者としての資質も資格もないと判定されるだろう。
◆安倍内閣の支持率が急落し続けている現在、安倍首相は、政府税制調査会の本間正明会長を思い切ってクビにするべきである。本間会長は、常勤の国家公務員でないのに国家公務員宿舎に愛人女性と棲むなどとは、何事か。身のほどを知れと言いたい。すでに官僚組織は、綱紀紊乱しているのに、それに輪をかけるようなことが許されるはずはない。
◆安倍首相は、妙な同情心や情実にとらわれてはならない。ましてや出処進退を本間会長に委ねるのではなく、自らの手で「斬首」するくらいの厳しい処断を即、行い、率先して「信賞必罰」の模範を示すべきである。もたついている暇はないのである。そうすれば、必ずや安倍内閣の支持率津は、にわかに反転、上昇し始めるだろう。「甘ちゃん」と言われなくする絶好のチャンスでもある。人間、とりわけ国家最高指導者は、優しいばかりが、能ではない。この際、厳しい姿勢を示せ。
◆情実により、甘い態度を取っていると、指導者は、部下から侮られるようになる。そうなると、組織は、維持できなくなり、部下はだれも、指導者の命令を聞かなくなるのである。「泣いて馬蜀を斬る」という言葉があるように、バッサリと処分するときは、情実にとらわれることなく、示しをつける。そうすることにより、指導者への信頼感は強まる。これができない指導者には、だれも着いて行かず、命令も聞かなくなる。安倍首相は、まさにこのようなピンチに立たされている。背後にとりついている「悪霊」のような森喜朗元首相や青木幹雄参議院自民党会長の脅しには素直に聞くが、統帥・将帥としての基本原則を守らないという姿を国民にさらけ出すなら、指導者としての資質も資格もないと判定されるだろう。
◆安倍内閣の支持率が急落し続けている現在、安倍首相は、政府税制調査会の本間正明会長を思い切ってクビにするべきである。本間会長は、常勤の国家公務員でないのに国家公務員宿舎に愛人女性と棲むなどとは、何事か。身のほどを知れと言いたい。すでに官僚組織は、綱紀紊乱しているのに、それに輪をかけるようなことが許されるはずはない。
◆安倍首相は、妙な同情心や情実にとらわれてはならない。ましてや出処進退を本間会長に委ねるのではなく、自らの手で「斬首」するくらいの厳しい処断を即、行い、率先して「信賞必罰」の模範を示すべきである。もたついている暇はないのである。そうすれば、必ずや安倍内閣の支持率津は、にわかに反転、上昇し始めるだろう。「甘ちゃん」と言われなくする絶好のチャンスでもある。人間、とりわけ国家最高指導者は、優しいばかりが、能ではない。この際、厳しい姿勢を示せ。