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自分に合うウイスキーを求めてVol.3(グレンモーレンジ、クライヌリッシュ)
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またまた乃木坂のバーへ行きました。その日は「GLENMORANGIE」シリーズを飲みたくって、マスター(バーテンダー)に頼んで、2種選んでもらいました。
■ArtisanCask(アルチザンカスク)写真右
グレンモーレンジは、ウイスキーつくりに関しては、樽熟成に研究を重ねてきていました。その20年にわたる研究の集大成がこのシングルモルトである、と言われています。使用する樽材は、アメリカ中部ミズーリ州オザーク山脈のオークの木で、日照量の少ないので、ゆっくりとしっかりと育ちました。伐採後は通常2週間ほどで乾燥機によって乾燥されるところを2~3年間かけてゆっくり自然乾燥させ、バーボンの熟成用に貸し出され、約4年後にグレンモーレンジの熟成用として使用されます。ゆっくりと生育したオークを使用した樽は、浸透性が優れ、香りの成分が多く抽出されるようです。「アルチザンカスク」とは「職人の樽」という意味で「究極のシングルモルトウイスキー」を造り出すために相応しい樽材にたどり着いたことに由来しています。非常に口当たりよく、樽熟成の風味が感じられました。値段もそれなりだったので非常に美味しかったです。
■PORT WOOD FINISH写真真ん中
ウィスキーの味を決める要素として「樽」は重要です。ウッドフィニッシュとは、グレンモーレンジが始めたシリーズで、樽の個性をウイスキーの仕上げに利用したものです。10年ぐらいバーボン樽で熟成させた後、最後の2年くらいの間だけ別の酒の樽に詰めることで、独特の風味をがでます。シェリー酒の樽で仕上げた「シェリーウッド」、ポートワインの「ポートウッド」、マディラワインの「マディラウッド」、赤ワインの樽を使った「バーガンディウッド」があるそうです。今回は「ポートウッド」をいただきました。
もう一杯ということで、別に薦められたのが、マスターのここ最近での一番でした。
■CLYNELISH 1972年 32年物(49.4度)写真左
鼻を近づけるだけで、甘い香りが漂ってきます。味わうと、フルーティーで甘い香りがさらに広がります。さらにビックリしたのは飲んだ後。そのままの香り、味わいが、余韻として非常に長く続きます。これは今まで飲んだウイスキーでは経験できなかったことでした。非常に美味しいかったです。ビックリですね。
ウイスキーを飲むときのワンポイントアドバイスとして一つ、マスターから。ウイスキーは飲み比べるほうが良いと以前書いたのですが、比べるときはアルコールの度数を揃えるようにしたほうが良いです、と。もっともウイスキーを勉強したいと思いました。また行ってみよう。
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