自分に合うウイスキーを求めてVol.55(山崎蒸留所)

【ちょっと一息】夏の京都、サントリー山崎蒸溜所見学Vol.2(見学:仕込み~蒸留)

案内係の女性が集合のアナウンス。これから蒸留所内見学です。案内係は、水野めぐみさん(サントリー山崎蒸溜所ブログの案内担当者)、じゃなかったんですが、この方もひじょうに感じの良い方です

実は、この蒸溜所へ来た目的は、水野めぐみさんってどんな方かな、お逢いしてみたいな、というのもあったんですよね。見学開始前に、このことを案内係の方と話をしたら「きれいで清楚、上品な方ですよ、今日も一生懸命ブログ書いてますよ、今はお逢いできません」と、残念。でも水野めぐみさんの秘密、教えてもらいました(ここではお話できません、あしからず)。

ということ前置きはこれぐらいで、ウイスキー館を出て、まずはエレベーターで2Fへ上がります。

上がるとすぐに仕込槽(マッシュタン)、粉砕した麦芽を60度ぐらいのお湯と混ぜてろ過し、麦汁を作るんですよね。大きいですね。

仕込槽

次に、発酵槽(ウォッシュバック)。木桶(オレゴン・パイン)ですよ。見えているのは1mちょっとぐらいですが、実は、深さは、4.5mあるんですって。ここでは、酵母が糖をアルコールと炭酸ガスに分解するんですが、残念なことに、ガラス越しでしか見れませんでした。やっぱし木桶の中を覗きたかったです。

仕込槽

発酵槽にはステンレス製もあるんですが、木桶は、温度管理や衛生管理が大変、しかし、木桶に乳酸菌が棲みついて、増殖し、ウイスキーにクリーミーさやコクなど複雑な香りをつけるんですって。この木桶発酵が、あの山崎12年の香り、味わいを生みだしている、とのことでした。

次です。蒸留所の魅力の大部分は、ここにあると私は思っています。

 ポットスチル(蒸留釜)

です。発酵したもろみを蒸留し、アルコール濃度70度程度のニューポットを作ります。

↓左が初留釜6基
ポットスチル(初留)

↓右が再留釜6基
ポットスチル(再留)

壮観です。形もストレート型、バルジ型、加熱も直火式、スチーム式、またいろいろな大きさがありますね。昨年6基入れ替えたとのこと。10年後、どんなウイスキーができるのか、大変、楽しみですね。

ポットスチル(ストレート)

ポットスチル(バジル)

わくわく、どきどきしながら、写真を撮影していたら、見学者の方々から一人だんだんと遅れてしまって、慌ててしまいました。でも、もっとじっくり見たいなー

次は、貯蔵庫です。続く。

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