Jimmyの旅行放談

私は海外旅行が好きで、これから色々体験談を流して皆さんのご意見をお伺いいたしたいと思います。

「愛・地球博」を見て参りました! P10

2005年06月17日 21時30分34秒 | Weblog

平成17年6月6日(月)-続き9

 前回の続きです

 冷凍マンモス展示棟「マンモスラボ」を出て、まだ興奮冷めやらぬ中で、さて今度はどこを見学しようかということになった。二人と知人Kさんの3人が一緒に行動していたが、結局ヨーロッパ関係を見ることにした。

 因みに、愛・地球博会場の外国パビリオンは地形に合わせて6つのエリアに分かれていた。
 そのエリアのことをグローバル・コモンと呼んでいる。
 
 ヨーロッパ各国が集結しているのはグローバル・コモン3と4で、3にはドイツやイタリア、スペインなどを始め、チュニジアなどの北アフリカから東欧までバラエティ豊かなゾーン、4には、イギリスやロシアを筆頭にヨーロッパ21カ国が参加し、その上、イベントのメイン会場もあるグローバル・コモン最大のエリアになっていた。

 そういう訳で、私たち3人のグループは、グローバル・コモン3の方へ歩いて行った。先ず最初に入ったパビリオンはフランス館だった。

 入るまでには、約20分位列を作って並んだ。すると、館の外壁に2,3箇所に張り紙がしてあった。それによると、「13:20~14:20は、都合により閉館します。」とあった。時計を見たら、13:00前だったので辛うじて入館できた。

 今朝から騒がれていた「今日、皇太子殿下と小泉首相の万博会場訪問」のためだ。

 さて、入り口には美しいコンパニオンがいて、連れのKさんとその美人を入れて記念の写真を撮った。中へ入ると広いホールのような感じだった。展示物は殆ど無く、館内のホールでは3Dグラフィクスを多用した映画が反復上映されていた。現代の世界各地で生きている人間の実態を映し出しエコロジーの必要性をPRした内容だった。
                     今日はここまで…。

写真は、仏人のコンパニオンとのツーショットのKさん。

 注)愛・地球博の詳細をお知りになりたい方は、以下のURLアドレスをクリックして見てください。
http://www.expo2005.or.jp/jp/index.html(愛・地球博ホームページ)

「愛・地球博」を見て参りました! P9

2005年06月17日 00時11分39秒 | Weblog
平成17年6月6日(月)-続き8

 前回の続きです

 この万博会場の駐車場は、長久手会場西ターミナル内駐車場と瀬戸会場ターミナル内駐車場と二つあって、私たちの駐車場は勿論大きい方の長久手会場西ターミナル駐車場である。
 
 下車すると、ガイドについて歩く。開門は午前9時に始まっており、団体客は続々と押し寄せている。その中にあって、私たちのバスガイドは黄色地に3号車の数字の3と黒字で書かれた旗を手にして、私たちは、その後をついてゲートへ向かうのである。

 駐車場からかなりの時間、大体15分位歩いたであろうか。やっとのことで、ゲート近くにたどり着く。ところが、それからが大変なのである。

 あの忌まわしい2001年9月11日のニューヨーク世界貿易センタービルに二機の旅客機が突入して以来テロ対策が世界中に敷かれるのは当然だが、空港での持物検査以上の厳しい点検に直面するのである。

 すべてのバッグ内は底まで見られるようにという指示の他に飲食物の持込が一切禁止されているのである。側には大きなドラム缶が何個も用意されていて、ペットボトル、瓶、缶類及び酒類が見つかれば容赦なくその場で検査員が投棄するのである。

 事前に私たちもガイドから聞いてはいたが弁当まで持込禁止とは厳しいと思う。
 
 この弁当持込は、開幕間もないころ小泉首相の指示(?)だったかは定かでないが、家庭で調理したものは除くことになったようだ。でも、コンビニでのおにぎりと判別するのは容易ではないと思うのだが、その時はどうなるのだろうか。遭遇しなかったので知る由も無い。
   
 バッグの検査が終わると、今度はX線による検査である。ネックレス、指輪、金具などは直ぐ引っかかるようである。ようやく、身体検査が終わって入場となる訳であるが、ここで問題が発生した。それはガイドが入場出来なくなったのである。昨日までは入場券なしに入場できていたというが、今日は駄目だというのである。

 これは私たちにとっては混乱のもとになった。というのは、帰る時の集合場所が午後2時半、会場内の日本庭園近くの掲示板前にガイドが黄色い旗を持って待っているということが発表されていたからだ。あわてたのも無理は無い。

 しかも、ガイドが急に何処かへ行ってしまったのである。私たちは押し寄せる客にもまれながら探すことも出来ず前進せざるを得なかった。

 人の流れについて行くと、皆同じ方向にどんどん進んで行った。途中、前方を良く見たら案内表示板が目にはいり、「マンモスラボはこちら」とあった。

 誰しもがこの人気施設「冷凍マンモス展示棟」へ行きたかったのである。私も昨夜から見たいと思っていた展示棟だ。
 
 間もなく2,3人の係員が「11時からのマンモス展示棟入場予約券の欲しい方はこちらで並んでください」、と声を張り上げているのが聞こえてきた。

 見ると先頭に「11時から入場の予約券」と書かれたプラカードを持った係員の前には長蛇の列があった。まだ時間は10時前だったが、急いでその後ろに並ぶ。汗ばむような陽気になってきた。幸い、並んだのは屋根の下だったのでその分助かりはした。

 やっとの思いで、予約券を貰ったのは10時30分過ぎ。11時までまだ大分時間があったので、外でしばらく休む。休んでいると、そばでおにぎりを用意していた家族もいて美味しそうに食んでいる光景も見られた。

 11時になったので、また長い列の後ろに並んでいよいよ「約1万年前に絶滅したゾウのマンモス」が見られるという訳で、心が弾む。

 ついに、待望のマンモスが見られる時間がやってきた。入り口に入ると前と後ろに二つの動く歩道(観客導線)があって、自動的に観客を運ぶシステムになっていた。聞けばこの冷蔵棟はライトアップする照明15基のうち3基が倒れてその熱でプラスチック製の台座や屋上のウレタン防水コーティング層が焼けて火事騒ぎがあったようだ。そのため、安全優先のためライトは撤去されたらしい。
 
 火事のためか、否かは知らぬが中は真っ暗だった。まるで真っ暗いトンネルをくぐるようなあんばいだった。

 問題のマンモスは、冷凍展示室内に、頭部、左前肢および骨格などの発見物が展示され、室内はマイナス15度程度に保たれ、観客はガラス越しにその展示物を見ることが出来るのであるが、ほんとにアッという間の瞬間である。
 
 じっと落ち着いて見たかったが、歩く歩道のベルトが物凄く早く動いているように感じられ、またたく間にトンネルをくぐって出口の明るい所に追い出された感じがした。

 それでも、私の脳裏に強烈に焼きついたのは長い牙も去ることながら、左前肢だった。

 まるで紙粘土で作ったような直径が30cm位(実際にはもっと大きいかも知れないが…。)はあったように思われた。
                    今日はここまで…。

 写真は、冷凍されたマンモス・ゾウの貴重な写真だと思うのですが...? 写真をクリックすれば多少は大きくなりますが、果たしてどこまで見えるでしょうか?