平成17年6月6日(月)-続き13
前回の続きです
スピードも程良く数分も経たないうちにヨーロッパ館から目的地、西ゲート駅へ着く。下車すると、早速見つけたのは長い列だった。なんだろうと思ったらトイレ待ちの行列だった。聞けば女性トイレは1時間近くかかるし、男性トイレも20分以上かかる、と言う。でも、食事前に用足しをして置こうと思って並んで見たら男性トイレの方は10分少々で利用できた。
どうも、先に述べたVIP(皇太子殿下、小泉首相)来訪の影響らしい。
さて、ようやくすっきりしたところでいよいよランチを取ろうとした。トイレのすぐ側に簡易食堂の店がずらりと並んでいた。
見ると、多くの人が店の前のベンチに座って食事を楽しんでいたが、満杯で空席が無かった。3人で手分けしてようやく3人の席を確保した後、私と家内がオーダーしたのは名古屋名物の味噌カツだ。Kさんは、カレーライスをオーダー。いずれも飲み物付で¥1,000だった。名古屋の商人は中々商売上手だと思った。
名古屋名物とあって、味噌カツは肉も柔らかく美味しかった。後片付けは家内に任せたがセルフサービスで同じ店へ返すのかと思えばかなり遠方の何軒も先の店のコーナーにあったようだった。
やっと、腹ごしらえが出来て食堂街前の広場へ出た。そこが集合場所だったのである。時計をみると丁度2時10分過ぎだった。まだ、グループの人もチラホラだ。そのうち、段々集結して、結局、ある御婦人が例のトイレの列が長いので待ちきれず他の近くのトイレへ変えたという。2時半を回るのに中々帰ってこないので、待ちきれず、今度は御主人が迎えに行くハップニングも起こり、止む無くそのカップルを後にして、今朝駐車したバスの停留場へと向かう。
途中気がついたのだが会場内は団体の小学生が優先されていて、帰りの一般客はエスカレーターの利用が禁止され、係員がその誘導にあたっていた。老人には疲れているのに少し酷ではないかと思ったりもしたが、やはり仕方が無いのかな? ただし、車椅子の人は当然だが、最優先の配慮が良く行き渡っていたようである。
こうして、「愛・地球博会場にはスケジュール通り、5時間の滞在」を無事終了する。
ところで、私が最も見たかったパビリォンは三つあった。第1は勿論「マンモスの展示館」、第2が遊びと参加ゾーンにある「ロボット・ステーション」、第3が瀬戸会場にある「サツキとメイの家」であった。
でも、まあ、希望の一つが叶えられたので無理なことは申すまい。
大阪万博の時でさえ、2回も行ってジェットコースターだかなんだか忘れてしまったが乗物に乗る機会があったのにパビリオン全部が見られた訳では無い。
やはり、この愛知万博会場はいくらスケールが縮小されたと言っても満足するには3回位は行く必要があろうな、と思いながら会場を後にした。
今日はここまで…。
写真は、ギネスブックにも認められたという高さ47mの巨大万華鏡のパビリオンとして知られ、また同時に会場のランドマークとしても利用された「名古屋市パビリオン大地の塔」を背景にして最後の記念写真。