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和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

熱いだけじゃ付いて行けない、理屈だけじゃツマラナイ。

2005-10-31 23:23:16 | いつもの日記。
久々に、ワンピースが熱い。今週のヒキは秀逸だと思う。
ここに来て、主人公ルフィのパワーアップイベント「ギア 2(セカンド)」。
おれの技はみんな・・・一段階進化する。
という言葉と併せて考えるに、基礎能力の底上げになるのかと推測。
そうなると、3rd、4thもあるのかな。
などと、色々連想してしまう。やっぱり少年誌はこうじゃなきゃ。

だけど、基本的にワンピースのキャラの強さには「信念」はあっても「理屈」はない。そこが心配だ。
そんなもの少年誌には不要でしょ、なんていう人は、まだまだ分かってない。
少年誌ほど、理屈を大事にする漫画はないと思う。

青年誌とかは、文学が分かる大人が読むからある程度読者が勝手に補完してくれる。
分からないよ、なんて言おうものなら、分からなくて良いよバカ。みたいな風潮だ。
少年誌の場合、相手は子供だ。分かりやすくしっかり説明しなきゃならない。
だけど、間違ってもバカじゃない。知識は少ないけど、立派に考えて、判断できる一人の人間だ。
だからしつこい説明はうざったいし、嫌われる。

ならばどうするか。
作者の主張したい思想を、最短の言葉と劇的な演出で、的確に表現し続けるしかない。
そのために、いつでも完璧な理屈を用意する。
理屈が破綻しちゃいけない。
当然、熱さも忘れちゃいけない。
週刊連載漫画になると、毎週がそのバランスとの戦いなんじゃないかと思う。
だから、熱さと同じくらい、理屈も大事。
少年誌の熱さと同じくらいの理屈って、想像できる?
そんなもん、絶対並大抵じゃない。デスノートなんかを読めばすぐ分かる。
少年誌の熱さに理屈だけで対抗するなら、あれくらいで必要最低限のレベルだと僕は思う。

ちょっとでもさじ加減を間違ったら、それでオシマイ。
もちろん、他の部分でもミスったらやっぱりオシマイ。
だから、少年誌は難しいし面白い。
コメント (1)
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