和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「“文学少女”見習いの、初戀。」読了。

2009-05-31 15:13:10 | 読書感想文。
仕事に疲れて、一歩たりとも動きたくない!
ということで昨日と今日あわせて3冊目読了です。
・・・ラノベってさくっと読めて良いよね!

さて――本作は“文学少女”シリーズの外伝という位置付けですが。
時系列的にも内容的にも、事実上の続編と見てよさそうです。
語り部は心葉君から新キャラ・日坂菜乃に変更され、遠子センパイが
卒業した後の物語が綴られています。

でも、やってることは“文学少女”なんですよね。

文学作品を何となくベースにした、妙にドロドロしたお話が繰り広げられて
みんなでドタバタしたり想像したりして事件を解決していきましょう。
みたいなっ。
なので、個人的にはこれは正統な続編なのではないかと。

ただなー、物語の視点が心葉君じゃなくなったことで、ますます男性読者は
置いてけぼりな感じが否めないのですよ。
まぁ、挿絵の画風とかから見ても、元々女性向けな作品なんでしょうけどね。
どーにも、こう、イライラします。
人物が妙に鬱々としてて。
普段のーてんきなキャラとかも、シリアスパートでは必要以上に暗く描写
されてたりするんですよ。
そこが本作の味というか、ウリだったりするんでしょうけどねー。2面性がどうこう。
でも、やっぱりなんかこう、すっきりしない後味の悪さが残ります。
そんなの、ラノベに求めてないんですけどね・・・。
ヒトビトの思いが絡み合って、悲しくて切なくてやるせなくて・・・という
話が読みたかったら、ダイレクトに元ネタの本を読みますよ。
じゃなかったら自分で書きます。
という、僕みたいな人間にはあんまり向いてないのでしょうね。

まぁ、面白かったと言えば面白かったんですけどねー・・・。
もっと頭の悪い話が読みたいです。個人的には。
疲れてるなぁ・・・。
コメント
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