和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

雑記。

2014-08-25 18:05:45 | いつもの日記。
「魔法少女の舞台裏」完結。
予告であらかた語ったので、特に言うこともありません。
まあ、大変だったなあ、とだけ。

最近全然ゲームできてないや。
アトリエが止まってる状態。
いやー、何かやる気が起きなくて。
そもそも、ゲームしていられる余裕もないので、仕方ないかな。

そんな中、ラブライブ2期を少しずつ見てます。
今5話。
これ、完全にキャラありきで作られているみたいね。
個人的には、にこにーが好きです。
分かりやすいよね。キャラ的に。

米の炊ける匂いでちょっとお腹がもやもやする。
具合悪い、とまではいかないけど、何かもやもや。
お腹空いてるからかねー。

けいおん!の澪の名字をど忘れ。
他の四人はフルネームで言えるのに、澪だけ忘れてました。
調べてみたところ、秋山だった。
そうか、秋山澪か。
ど忘れ怖い。
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魔法少女の舞台裏(3)卒業したら

2014-08-25 00:00:00 | 小説。
激しい戦いだった。
魔法少女三人組は、何度となく命の危機をくぐり抜け、ここまで来た。
そして――

「はぁ~、やっとこれで一段落だねぇ」
あやかは、いつも通り自分の席でぐったりと伏せている。
「あやか、気を抜くのは早いぞ。
 『ボロス』のリーダーを倒したところで、第二第三の悪が・・・」
「まあまあ、今日のところはいいじゃない、りょうこちゃん」
「そうだよー、そんな、ラスボスちっくなお説教は十分だよー」
ぐっでぇ~っとしたまま呟くあやか。

そう、仇敵「ボロス」を打ち破り、束の間、平和が訪れていたのだった。

「・・・まぁ、これでしばらくは戦う必要がなくなるのは、確かだ」
頷くりょうこ。
「よくやったよね~。自分たちを褒めないとねぇ~」
かなでが、突っ伏したあやかの頭をよしよしと撫でた。
「そうなると、次の問題は・・・『卒業すること』かな」
突っ伏した状態で呟いた言葉が、二人の動きを止める。

「そうだな、私たち、みんな――」

「バラバラの高校に進学するんだもんねぇ~」

「・・・こればっかりは、魔法でどうこうできるもんじゃないし」

12月。
もうすぐ、年明け。
そして、更にもう少しで、中学校卒業だった。

「ねえ、魔法少女の実績って内申書に影響するって本当?」
何気なく、あやかが言った。
「ああ、本当だ。ボランティア活動と同じように、内申書に書かれる」
りょうこの言葉に、残り二人が「おお」と反応した。
この辺りは、魔法少女とはいえ非常に中学生っぽいリアクションだった。

「でもさ、卒業したら・・・あたしたちどうなるのかな?」
「どうなる、と言うのは?」
「卒業後も、三人一緒に魔法少女として頑張るのかな? ってコト」

・・・・・・。

誰もその問いに答えられなかった。
今、こうして三人もの魔法少女が同じクラスに揃っていることは、奇跡と言える。
みんなバラバラの高校へ進学し、物理的距離が離れれば――
自然、各地域の敵を個人で優先して叩くのが効率的だ。
それはつまり。
卒業=魔法少女グループ解散、ということに他ならなかった。

あやかも、それにはうすうす感づいていた。
しかし、二人の無言でそれは確信へと変わり。
不意に、その両目から大粒の涙が溢れ出した。

「嫌だよ、リョーコとカナと、一緒がいいよ・・・」

「ちょっ、あやか、泣くなっ」
「そうだよぉ、かなも、何だか悲しくなっちゃうよぉ」
ボロボロと泣くあやかにつられるように、二人の目にもじんわりと涙が浮かぶ。

あやかの右手をかなでが握る。
かなでの右手をりょうこが握る。
そして、りょうこの右手をあやかが握って。

三人、輪になって、泣いた。

こんな時、魔法なんて何の役にも立たない。
悪の組織を壊滅に追いやることはできても。
三人一緒にいたいなんて――
そんなささやかな願いを叶えることもできやしない。
炎を操れても。
氷を操れても。
雷を操れても。
友達と離れ離れになることを防ぐことは、できないのだ。

「いっぱい、メールしよう。電話もしよう。
 できれば、直接会って話をしよう。
 卒業なんて、そんなことで、三人がバラバラになるのは嫌だよ」
あやかの言葉に、二人は強く頷いた。

そして、卒業式の日。

いっぱい泣いて。
いっぱい泣いて。
最後は、笑顔で別れた。

魔法少女グループ、解散。

だけど、そんなことは「友達」の関係を変えることにはならない。
これまでだって、これからだって、三人は友達のままだ。
たとえ魔法が使えなくなったとしても。
魔法少女じゃなくなったとしても。
大人になってからだって。
友達は友達のままなのだ。
そう思って、強く願えば。
魔法なんて――必要ない。

だから今は。

卒業、おめでとう。
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