和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

都市鉱山。

2017-09-21 12:00:48 | いつもの日記。
「都市鉱山」なる言葉がメジャーになって久しいけど、

何か釈然としない感があります。


うちにもそういうレアメタルを含んだ、

不要な家電類が結構あるのですが、

それをタダで引き取ろうとする魂胆が気に食わない。


パソコンとかに至ってはリサイクル料を

払わないといけないじゃないですか。

それも結構お高めの。

釈然としない。


もっと簡単にレアメタルを抽出できるようになったら、

もう少し改善されるのでしょうか。

何とかならんかな。

不要なケータイとか売りたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あとがき。

2017-09-21 09:36:01 | いつもの日記。
「僕たちの関係」でした。

昨日思いついた、というより湧いてきた作品。

そのまま勢いに任せて書くのではなく、

一日置いて、書きました。


その間色々考えて、落ち込んだり楽しくなったり。

ちょっと危なかったです。


これ、何が新しいって、殺してないことだよね。

いつものいずみ作品だったら、

首締めるかナイフで刺すかして殺してるわ。


この関係が心地いい、っていう。

そういう愛の形もあるのかしらね、というのが

スタートラインでした。

なので、その後も続く関係の始まりを表現したかった。


まあ、胸糞悪いのは間違いないね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕たちの関係

2017-09-21 09:34:02 | 小説。
「私ね、浮気をしているのよ」

唐突に、彼女はそんなことを言った。
恋人である僕を目の前にして、そんな罪深いことを。
浮気をしているのよ。
僕にとってそれは、死刑宣告のような。
どうしようもない、絶望だった。

気がつけば手が動いていた。

最初は頬への平手打ちだった。
「・・・ごめんなさい」
暴力に怯むでも、非難するでもなく。
彼女は僕に謝罪した。
それがいけなかった。

「僕はこんなに、君のことを愛しているのに」

再度平手打ち。
そして左手で軽く首を締め、右手で腹を殴った。
ごふ、という空気音が彼女の口から漏れる。
まだ足りないと思った。
思い切って腹に膝蹴りを入れる。
これで、彼女は立っていられなくなった。

しゃがみ込むその顔に、拳を叩き込む。
だが、これはよくない。
自分の拳を痛めてしまいそうだ。
拳で狙うのは柔らかい腹部だけにしておく。

ここから、暴力は単調な作業になった。
彼女が腹を抱え込めば顔面を、顔を覆えば腹を蹴った。
その度に、悲鳴とも喘ぎ声ともつかない音が漏れた。
這いつくばる彼女に、次々と暴力を浴びせる。

こんなに愛しているのに。
こんなに思っているのに。
どうしてそんな、裏切るような真似を。

もう彼女は、呼吸をするだけがやっとの獣。
口からは涎を、鼻からは血を流し。
瞳からは――苦痛ではない涙が流れた。

そう、それは決して苦痛なんてものではなく。

もっと、下等な、卑しい涙。

まるで全てを悦んでいるような。
まるで全てが計画通りかのような。
全身を襲う激痛にまみれながら、彼女は興奮していた。
身を捩らせ、快感に溺れていた。

「何で――そんなカオができるの?」

僕は君を殴っているのに。
力にものを言わせて服従させているのに。
今まで見たこともない、嬉しそうなカオをして。

「そういう貴方も――微笑っているじゃない」

呼吸の合間にそう言われ、はっとする。
僕は――この暴力を、無慈悲な制裁を、愉しんでいる?
そんなバカな、と頭を振るが、どうしても心の奥が疼いてしまう。
僕も、彼女同様、卑しい獣。

汚れた彼女に、正義の名のもと裁きを下す。
こんなに気持ちのいいことがあるだろうか。

目の前にはよがり狂う彼女。
そして僕は、更に狂っている。
感じたことのない愉悦に浸り、もう一度彼女を蹴る。
踏み潰す。

まるで強姦するかのように。

僕らは二人、どこまでも狂っていける。
そんな絆を感じた。

愛している。
彼女が呟く。

愛している。
だけど僕は、それを口にすることはなく。

僕らはこれでいい、と強く思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする