小説「君のクイズ」読了。
クイズ小説という、読んだことのないジャンル。
ちゃんと「クイズ」に真正面から向き合ったお話ですね。
まず掴みが最高。
クイズ版M-1のような、優勝賞金1000万の生放送クイズ番組で
クイズ強者である主人公が、相手の「ゼロ文字押し」により負ける。
問題文が1文字も読まれていないのに、相手はなぜ正答できたのか。
これはヤラセか、魔法か、技術か。
クイズオタクともいうべき主人公が、
番組決勝の全問題を振り返ることでこの「クイズ」に挑む。
おーもしれー。
まさに「クイズとは人生だ」。
それに、クイズの様々な技術が散りばめられている点も
いずみにとって面白かったです。
クイズってこうやって解かれているのね。
感動すら覚える。
というわけで、最初から最後までずっと面白かったです。
久々の小説でした。
このタイミングでいい作品に巡り会えてよかったなあ。
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