つむじ風

旅の途中でひとりごと

読んだ本の中から

2018年12月17日 | Weblog

今年も残り少なくなった。

図書館で借りての乱読の日々が続いている。

既読の中で、印象の強かった本がある。

「光秀の定理(レンマ)」 垣根 涼介著の中から

 【この世は常に流転し、変化していくもの。今の時の世は

 永劫の過去より、未来へと果てしなく流れていく宇宙の

 時の営みのほんの塵芥の場面に過ぎぬ。その意味において

 存在はしても限りなく空、あるいは無。しかし、前後の繋がりと

 して見れば無限大の実。それらが表裏一体となって溶け合い

 互いに共振し、今というこの時と世界は成立している。

 一場面に惑わされず、背後にある連続する必然を見よ】

物語の中で辻博打を生業の謎の坊主「愚息」が語る。

         合掌

 

コメント
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