大方の国民は増えない所得で苦汁を呑んでいる。
物価がジワリジワリと上がり可処分所得は減少の一方。
わが地域の広域組合は、介護保険料の13%を超える
値上げが新年度からある。年金生活者にとっては日々の
やり繰りが一段と苦しくなる。
乱読でかなりの冊数を読む日を送っている。そこはそれ、脳の
劣化がなせるのか、ちょっと前に読んだものの姿が霧の中。
そんな日々の中で共感する文章に出合うことがある。
一文の紹介記載します。「露の玉垣」乙川優三郎 著より
これから何ができるかと考え、まだやれるさと思う一方で
あらかた生きてしまったという気がする。長い過去が短い
前途の首根を押えて、明日よりも昨日、夢よりも記憶が重たく
感じられてならない。それは充分に生きた証でもあるのに
どうしてかうまく満たされない。小さく揺れる水面に目を
あてがいながら、これで終わったわけではないがこれまで
以上の日々が巡ってくることもないように思っていた。
以上です。
合掌