つむじ風

旅の途中でひとりごと

一抹の寥を携えて・・・

2018年03月31日 | Weblog

大方の国民は増えない所得で苦汁を呑んでいる。

物価がジワリジワリと上がり可処分所得は減少の一方。

わが地域の広域組合は、介護保険料の13%を超える

値上げが新年度からある。年金生活者にとっては日々の

やり繰りが一段と苦しくなる。

 

乱読でかなりの冊数を読む日を送っている。そこはそれ、脳の

劣化がなせるのか、ちょっと前に読んだものの姿が霧の中。

そんな日々の中で共感する文章に出合うことがある。

一文の紹介記載します。「露の玉垣」乙川優三郎 著より 

 これから何ができるかと考え、まだやれるさと思う一方で

 あらかた生きてしまったという気がする。長い過去が短い

 前途の首根を押えて、明日よりも昨日、夢よりも記憶が重たく

 感じられてならない。それは充分に生きた証でもあるのに

 どうしてかうまく満たされない。小さく揺れる水面に目を

 あてがいながら、これで終わったわけではないがこれまで

 以上の日々が巡ってくることもないように思っていた。

以上です。

           合掌

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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コメント有難うございます (つむじ風)
2018-04-01 10:23:34
私こそ、じゅうめい様の爽快でこ気味いい切れ味を
愉しませて貰っています。
これからも、ぶった切りの話を聞かせてください。
日々、愉しみにしております。
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共感 (武田じゅうめい)
2018-03-31 16:53:12
いつも楽しく拝見させて頂いています。
乙川優三郎いいですね。
「生きる」は何度読みこんだか。
桜は散り際が美しいものです。
返信する

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