つむじ風

旅の途中でひとりごと

こころを待つ人

2015年06月16日 | Weblog

見えるか見えない様な雨が降っています。

今日の朝刊に脚本家倉本聰さんがセミナーを行った記事が有りました。

その中で、氏が尊敬する開高健が死ぬ前に書いたエッセーを紹介があった。

 パリの空港で、一人の旅人が疲れ果てトランクに腰を下ろしている。

 係員が心配し尋ねる。どうされたのですか。

 今遠くから到着したところなんですが、体は到着したんですが心が到着

 しないんで、今心の到着を待っているところなんです。

溢れる情報や際限ない物欲に追い回される人々の日常。

今私達が見失いがちな生き様の意味を問いかけて重い・・・。

                  合掌

              今年の紫陽花

 

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