宿に何とかたどり着いた。
今回は、ちょっと短めの距離やったし、
暑さもましで、それほどしんどくなかった。(そんなではアカンなあ)
到着後は、
例によって、
ドロドロのウェアのまま
着替えを持って、
銭湯に行った。
「大和温泉」というりっぱなネーミングの銭湯に飛び込んだ。
4時過ぎという時間帯でも、けっこうお客さんがいてて、地元では人気の銭湯なんやろ。
ジャグジーのあるバスクリン湯につかって、
ジョギングの疲れを癒した。
今回は、
短めの距離やったんで、
途中の給水はゼロ。
せやから、メッチャのどカラカラ状態で、
銭湯を後にした。(それでも2時間走ってるねんから死んでまうで)
あらかじめ調べておいた、田なか酒店へ直行した。
5時少し前に入ったんで、
店がまだ準備できてへんかった。
「すみませ~ん。」と、
奥に向けて声をかけたら、
おかみさんが出てきた。
「いいですよ。」とやさしい声。
ジャッキー、
とにかく、のどカラカラやから、
ビールが飲みたい。
とにかく飲みたい。
「うちは生だけです。」と。
「じゃあ生をお願いします。」
キンキンに冷えたジョッキーに注がれた生ビールは、
言葉では言い表されへんぐらいのうまさやった。
サイコー、
こんなうまいビール飲んだこと無い。
立て続けに2杯のんで、
アテにハモをいただいた。
何と300円。
梅干がまたおいしい。
ほんもんの梅干や。
紀州の有名な梅に違いない。間違いない。
おまけに、
おかしらのお吸いもんまで付いてる。
これがまたダシがきいててメッチャおいしい。
こんなんアテにして、
飲むビールはサイコーどころやない。
あまりにも生ビールがうまいんで、
オカワリをまたいただいた。
一品ではちょっと悪いんで、
サンマの塩焼きもいただいた。
腹と尻尾に二等分された焼きサンマ、
「どっちにしますか?」
と言われたんで、
腹をたのんだ。
(隣りのお客さんが尻尾をたのんでたんで。)
そんなやさしい気配りのできるジャッキーなんや。
どこへ行ってもええ店があるもんやなあ。
せやからこの企画やめられへん。
あまりにも、
生ビールがうまいんで、
4杯飲んで、
ハモとサンマをいただいて、
2千円でお釣りが出た。
これは、
素晴らしい出会いや。
ここに来て良かった。
-つづく-