ベストフレンドのキャッシー宅に泊まって初めての朝、
時差も多少あってか、かなり早く目が覚めた。
外は薄暗い。
.
キャッシーはまだ寝てるようやし、
音を立てずに、リビングルームへ行った。
、
初めて訪問した時から、大好きや!
。
窓からミシガン湖を眺めると、まさに日が昇ろうとしてるとこやった。
こんな機会はめったに無いと、思わず自分の部屋に戻り、カメラを持ってきてショットした。
。
素晴らしい。
今までこのキャッシー宅に延べ一ヶ月ほど滞在してて、
こんな綺麗な朝日を見れたこと、何回かあるが、
その中でも、今日は特に綺麗や!
。
このエッジウォーター・ビーチ・アパートメント9階の一室から。
。
いつもいろいろお世話になってるこのアパート、実はすごい建もんなんや。
もともとこの近くにエッジウォーター・ビーチ・ホテルという有名なホテルがあって、それが経営不振で取り壊され、それをモデルにこのアパートが建設された。(1928年)
。
そんな歴史的な建もんにお世話になってたジャッキー、部屋主のキャッシーには感謝しても感謝しつくされへん。
そのキャッシーも80歳半ばになっていて、かなり老いてきた。
。
初めて会ったとき(キャッシー70過ぎ)は、めちゃくちゃ元気で、ディナー時はジャッキーを連れまわし、ディナー後も夜遅くまでウイスキーを飲みながら語り合ったもんやった。
。
ジャッキー、第二の故郷と言ってもええぐらいのエッジ・ウォーター・ビーチ・アパート(長過ぎて言いにくいなあ)に、
「二年ごとに会いに来てもええ?キャッシー」と初めて会ったときに聞いたら、
「Of course!」 と言ってくれて10年続いた親友、キャッシー。
その間キャッシーのおかげで、シカゴマラソンを二回も完走できた。
嫁と子供含めた家族4人を泊めてくれたこともあった。
。
キャッシーはそのアパートを今、売りに出してて、
売れたら、息子の住むミシガン州に引越しすると言う。
せやから次の二年後は、たぶんこの家に泊まることは無いやろ。
-つづく-