《KE31ディーゼルエンジン》
昭和37年6月時点でのKE31ディーゼルエンジンの総生産台数は、おおよそ11449台であったと手元の資料から類推されます。その内訳は、ジュピター2.5トン搭載が10049台。そうです色々な雑誌に記載あるように実に88%はトラック用だったんです。だからガソリンジープへの載せ替えを行うためのエンジンが比較的容易に入手できたんだと思われます。この時点でのJ3RD用は35台。実に全体の」構成比は0.3%。さらに興味深いのは、ダッチ3/4トンウエポンキャリア換装車輌が320台とJ3RDの10倍近く存在したようです。
《KE36ディーゼルエンジン》
さてさて、皆さんはJH4エンジン系列のKE36
エンジンをご存知でしょうか。このエンジンは
KE31ディーゼルエンジンを6気筒化したもの
です。そうなんです、ボア、ストロークが
79.4mmX111.1mmのシリーズの仲間です。
KE36エンジンは、同じく昭和37年6月時点で
おおよそ5968台。うち5394台はジュピター
3.5トントラック搭載でありました。
何か幻のJ3RDの謎が少し解けて来たような気持ちがします。
今日はこのあたりまでにします。
☆三菱ジープ互助会☆
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