ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

中川昭一氏のこと

2009-10-05 06:37:14 | 日記
昨日、中川元財務相が亡くなった。
テレビではお年寄りに藤丸百貨店の前でインタビューしていたり。懐かしい場所がよく映っていて…。

僕が選挙権を得たのは今から20年近く前。当時は帯広市民でした。
当時の北海道知事は、今では衆議院議長の横路孝弘氏(当時社会党)でした。
そして衆議院はまだ中選挙区の時代で北海道5区(定数3)でした。北海道5区は、十勝、釧路/根室、北見/網走/紋別といわゆる、道東全域をカバーする広大な選挙区で、自民党は各地区ごとに地盤分けして候補者を擁立してました。
  ・十勝は、中川昭一氏
  ・釧路/根室は、鈴木宗男氏
  ・北見/網走/紋別は、武部勤氏
だったと思います。まさにそうそうたるメンバーです。
当時は横路知事でわかるように社会党の強かった北海道ですが、道東エリアでは自民の厚い地盤を切り崩せなかったようです。

さて先の衆議院選挙での崩壊ともいえる自民党の敗北。私には中川氏の「もうろう」会見がどこまで選挙結果に影響したかは判りません(あったことは確かでしょうが)。
しかし、十勝地方という厚い保守地盤をもってして中川氏が当選できなかったことは、単に一時的な風だったのか、それとも大きな変化が起きているのか、中川氏の再起の動向が自民党の今後をみるための指標だったとおもいます。
今後、中川氏の地盤がどうなるのか? まだ若かったから、地盤を譲るとかそういう状況でもなかったのではないでしょうか。
かちまい(十勝毎日新聞)でも読めば詳しくわかるのかなぁ。

革新の牙城京都で日教組バリバリの担任に育てられた私にとって、保守中の保守でタカ派の中川氏はあまり好みではなかったのですが、
親戚や会社にもいそうな飲んだくれオヤジだったり、テレビ密着取材での普段着が、私も愛用するカンタベリーのラガーシャツだったりするあたりに、政治信条は別としてちょっとした親しみもあり複雑な心境です。