2018年10月14日の飛行会で恐ろしいことが起きました。機体を壊さないため最近では外でゴムを巻き、それを胴体内に装着する方法をとっていますが、その最後の段階でノーズ・ソケットの中にあるゴム・フックに引っ掛ける瞬間ゴムが切れてしまいました。
「ここで切れるか?」 何の防御もできない最悪の状態で今まで指先にあったはずのゴムがモーター・ペグめがけ一瞬で消えてしまいました。
こうなるとゴムを胴体に取り付ける前にノーズ・ソケット側はセットしておかないと、こんな事故は回避できないことになります、さてどうしましょ・・・
ま、そんなことより冷めないうちに機体の修理をすることにします。機体はワンナイト・イン・ボストンのピーナッツ・マリリン号なんですが、2013年3月に完成した機体で当時は一宮の体育館ではなく尾西の低天井で飛行させていた機体です。オール・パソコン・プリント仕上げですから、紙に関しては探せばデータが残ってますので問題ありません。修理するのは胴体部分だけですが、翼が邪魔ですからこの際一度取り外し胴体だけにしてからバルサの吹き飛んだ箇所を補修し、それが済んだら紙を貼ることにします。まあ簡単な作業でしょう・・・
5年も経っていますから、この機体の重量も忘れてしまっています、ちょっと測ってみましょう。まあ、平均的といいましょうか、2分は無理にしてもそこそこ飛んでいた機体ですからどこも変更するところはありません。ノーズにほんの少しバラストを積んでいますが、これも想定内です。
注意深く主翼を外します。ハード・バルサの丸棒と0.3ミリのピアノ線で固定してあるのですが、こんな修理のときには瞬間使ったことをいつも後悔します。アセトン染み込ませてちょいと捻じればズルッと抜けてくれるのが理想なんでしょうけど。
周りに染み込んだのか、かなり強固にくいついています。最近は接着剤の量をかなり少なくしていますが、それでもまだ過剰なんでしょうね・・・
尾翼をはずします。こちらはポイントで少しだけの接着ですから簡単にはずれました。取り付け角差の調整用のバルサもそのままつけておきます。
さあ、これで1本胴となりましたら貼替え工事も簡単に出来るはずです。 スイスイです。1時間もあれば元通りになるはずです。間違いなく・・・
しかし間違いはいつも起こります。紙を剥がしていくと胴体が思った以上に疲れ果てているのか、心配な箇所が色々と出てきます。
こんなに数箇所も修理するくらいなら、簡単な胴体ですから作り直したほうが早いんじゃね?とか思い出してしまうと作業も雑になります・・・・
結局です、次の日の夜は、です、こうなってしまっている、のです。これは間違いなくどこかで間違えたんです、何かを・・・・
1時間で済むはずだった作業は、1週間かかってしまいました。
もちろんオール・ブランド・ニュー(おにゅう)なんですが、何か?