Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Nieuport Type XI 1914 No.6

2024-11-09 | PEANUT SCALE MODELS

いよいよ完成が近づいて来ました。
塗装後は何も触れていなかった主翼にラインを入れます。何色か試しに切って貼ってみましたがどれも違和感ありで悩みました。色が濃すぎると目立ち過ぎて目がそこだけに行ってしまう・・・薄いと存在感まるでなし!接着方法もスプレーボンド、薄めたボンド、紙貼り用の糊など選択肢がありますが最後に決まったのは紙貼り用の糊(アクアピット)。理由はスプレーボンドが一番簡単なのですが年月が経つと乾燥して剥がれて来る、しかも細いので接着力が弱く危険。薄めたボンドははみ出したところだけボンドの光沢があってきれいに拭き取らないと見苦しい、しかも拭き取る時に折角直線に貼ったラインが歪んでしまう・・・
もうひとつの大きな問題は水分でこの細い紙が波打ってしまい直線に貼れない! ってことでしょうか。最初に少し濃い目の糊で両端を止めてから面相筆で紙の隙間から染み込ませる方法で貼っていきます。




張り線用の糸が通る所には紙貼り前に細いパイプが瞬間で取り付けてあります。IMのノイズレスパイプをライターで炙って0.5mm径位になるまで引っ張って作ったものをリブに接着します。




ウインドスクリーンは銀色で縁取りしたらプランク部分に剃刀で切り込みを入れ、そこに挟んで裏側から瞬間でとめています。




ランディングギアの部分は木目が残るようにサインペンで着色してから最後にクレオスの薄いクリアーを塗りました。




主翼を取り付ける前の最終チェック。張り線作業を始めたらもうこの付近には手を入れたくありません。




そして主翼を差し込んだら左右の上反角チェックしながら張り線作業。
張り線はゴム製ですからテンション自由です。
このゴム製の長所・糸のように緩くなった時にたわんだりしない、衝撃で緩んでしまって醜い状態になることはありません。短所・張り線の本来の目的が十分に果たせないので翼を強制的に捩じりたい時には不向きです。まあ、言ってみれば「飾り」ですから緩んでしまってみっともない「絵ズラ」にならないように出来ることかも・・・




主翼に上面と下面はラインが貫通していますからテンションを整えて・・・弾いてみてみんな同じ音階?にします。




「最後の小物」コントロールホーンを作ります。材料は薄いアルミの板、ビールのアルミ缶側面程度なんですがそれよりは少し硬さがあります。




大まかなサイズを決めておかないと不似合いな「ブツ」が出来てしまいます。




取付ける位置に見合った幅とか高さがあるんですね。
ピンバイスで0.3mmの穴あけします。




差し込んでこんな感じ・・・
位置が決まったら瞬間を流して鉄色の塗装をします。




胴体に仮付けしてみます。




ワイヤーホィールを取り付けます。
シャフトが少し細いので瞬間塗って調整。




尾翼のコントロールラインが操縦席後部の両脇から胴体内に入ってきますがその場所は飛行させるときに一番重要なホールド部分・・・ですから少し位置を変更します。




コントロールラインは水平尾翼の取り付け角を変更する時には邪魔ですからテスト飛行後に張っても宜しいのですが、ここは「けじめ」という事で・・・




主翼の張り具合と比較するとかなり緩めです。それにしても垂直尾翼が小さ過ぎませんか?

張り線作業終了です。
もう触りたくない!




プロペラブレード作ります。エンジンカウルに干渉しないように・・・




使えそうな簡易治具を見つけて。




木目仕様の紙を貼ったらソケットに取り付けます。




もちろん裏側はいつもの可変仕様。コンパクトなのは良いけど動き過ぎて微調整が出来そうにありません。
でも何とかなるでしょう・・・


これですべてのお仕事は終了です。
最後に出来ることと言えば飛ぶようにお祈りするだけです。


        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


話は変わって:

日本全国道路標識の旅はこちらです。

https://jiroaerop.blogspot.com/

主に北海道と九州、そして好みの山々の記録です。



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