資料も揃い、これで心おきなく最終のツメに・・・
あの複雑なノーズ周りをいかに効率良く仕上げるかが問題です。操縦席下にあるコントロール・ホーン(前翼のエレベータ)にワイヤーを付けておきます。それを胴体に接着し、その後前翼のマウントを胴体に接着、前翼のコントロール・ホーンにワイヤーを取り付けましょう。前翼周りはワイヤーだらけ!手で持つことが出来ない状態での作業です。
今回使用したワイヤーはすべて靴下に使われる細いゴム製で、これはもう20年近く昔ウオルト・ムーニーさんから頂いたモノです。編み込む前のボビンに巻き付けてあるもので、耐久性は当時作ったソッピース・タブロイドのワイヤーに使用しましたが、未だ健在で伸縮します。色は白ですから、マジックインキで黒く塗ります。このVoisin Canard の様な機体は手で持つ部分や前翼調整部分にワイヤーがはびこっていますから、適度に伸縮するモノでないととても使えません。たとえ指に引っかかってもビローーンと伸びますから機体を壊す心配がありません。
前翼の迎角は角度が変えられる様に作ってありますから、調整後に接着します。この部分を動かしてワイヤーをホーンに取り付けます。ピンセットと太い指の格闘で何とか壊さずに終了しました。でも壁になんぞ当たったらイチコロでしょうネ・・・