映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『主人公は僕だった』

2007年05月28日 | Weblog
主人公は僕だった - goo 映画
ふつう

マーク・フォースター 監督
ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ、マギー・ギレンホール、リンダ・ハント、トニー・ヘイル、クリスティン・チェノウェス、トム・ハルス 出演

国税庁の会計検査官ハロルド・クリックは、不思議な女性の声が聞こえてくることに気づいた。それは自分の人生を解説するような作家の声だった。

ふつう(というにはおもしろみに欠けるが)の人生をおくっているつもりが、それが作家による小説の内容だったら? という着想はおもしろいが、そこから深くもならないし、驚くべき展開があるわけでもなかった。

ただし、今よりちょっとマシな世界を望むという考えは、素直な人には受け入れやすい内容で、感動する人も多いだろう。

主人公とダスティン・ホフマン演じる大学教授の最後の態度は許せるが、作家の最後の態度はわたしには理解できない。彼女にとって、ハロルド・クリックの物語は処女作ではないのだ。今回だけの特別な出来事というふうに解釈したのならば、主人公の名前を変えればクリアできる問題だったのではないだろうか。

主人公が観に行く映画が『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』というのはよかった。