映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『チェルシーホテル』

2008年12月08日 | Weblog
チェルシーホテル(2002) - goo 映画

ふつう

イーサン・ホーク 監督
ユマ・サーマン、ロザリオ・ドーソン、ヴィンセント・ドノフリオ、マーク・ウェバー、ケヴィン・コリガン、クリス・クリストファーソン、チューズデイ・ウェルド、ナターシャ・リチャードソン、スティーヴ・ザーン、ロバート・ショーン・レナード、ジミー・スコット 出演

ニューヨークのチェルシー・ホテルに集う都市生活者の心模様を詩的に描いた作品。監督はこれがデビューとなる、「トレーニング・デイ」などの俳優として知られるイーサン・ホーク。

『ブラックサイト』のところでgoo映画の作品紹介を批判的に書いたが、この作品に関してはgoo映画のあらすじを読むことによって、作品だけでは理解できない登場人物の関係を理解することができた(笑)。

グランドホテル形式をとっているのだが、それらのエピソードにオチらしいのものがないので(唯一車に乗るのがオチらしいオチだろう)、とてもわかりにくい。

チェルシーホテルというのは実在していて、むかしは有名人がたくさんいたところらしい。

音楽もいいし、いい味を出しているとは思うが、このわかりにくさ、とっつきにくさは感心しない。

『ブラックサイト』

2008年12月08日 | Weblog
ブラックサイト - goo 映画

ふつう

グレゴリー・ホブリット 監督
ダイアン・レイン、ビリー・バーク、コリン・ハンクス、ジョセフ・クロス、メアリー・ベス・ハート、ピーター・ルイス、タイロン・ジョルダーノ、パーラ・ヘイニー=ジャーディン、ティム・デザーン、クリス・カズンズ 出演

オレゴン州ポートランドを舞台に、自身のWEBサイトに生々しい殺人の映像をライブで載せているシリアル・キラー。彼に苦しめられる犠牲者の運命を握っているのは、罪悪感もなく、好奇心だけでサイトにアクセスする世界中66億人の人々。彼のサイトのアクセス数が増えれば増えるほど、犠牲者たちの死期は早まってしまう。さらに悪いことに、犯行を重ねれば重ねるほどサイトの存在は知れ渡り、アクセス数は増えて被害者の死に至る時間は短縮されていく。ネット犯罪専門のFBI捜査官ジェニファーは、焦りをつのらせながらも必死に手がかりを探るのだが…。

上の内容説明の文は今回も含めたいていgoo映画からの引用であるが、「好奇心だけでサイトにアクセスする世界中66億人の人々」という表現は間違いである。作品の中で、国内(アメリカ)からしかアクセスできないというくだりがある。
あまりにもひどい間違いや、ミステリーの結末まで書いてしまうようなネタバレのときにはこちらで手を加えるが、しょせんネットの知識はこんなものという実例としてそのままにしておく。

閑話休題。非常にもったいない。
アクセス数が増えれば増えるほど死に近づくというワンアイデアに頼りすぎで、そういう犯人をどのようにして追い詰めるのかがまったく考えられていない。
被害者たちの連関に気づくのが遅すぎる。
努力が実っての犯人逮捕ではなく、偶然によるものでは共感できない。