映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『トランスフォーマー』

2008年12月12日 | Weblog
トランスフォーマー - goo 映画

よい

マイケル・ベイ 監督
シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイト、ジョン・タートゥーロ、レイチェル・テイラー、タイリース・ギブソン、アンソニー・アンダーソン、ケヴィン・ダン、ジュリー・ホワイト 出演

探検家を祖先に持つサムは冴えない高校生。やっとのことでオンボロのスポーツカーを手に入れたものの、同じ高校のミカエラを家に送る途中に車はエンスト。せっかくの関係を深めるチャンスもどこかしまらない。その日の夜、彼のスポーツカーが突然家から走り去った。自動車泥棒だと思い必死で追いかけるサム。その先で彼は常識を疑うような光景を目にする。それは、巨大なロボットが歩き回る姿だった…。

近年特に中身・深み・重みのない、見た目のハデさだけの作品を連発する、マイケル・ベイ監督の集大成的作品。この作品でも中身のなさは比類なきものとなっているが、その変形(トランスフォーム)シーンのCGの芸のこまかさ、戦闘シーンの迫力と、カット割りのわかりにくさと多さで144分もの時間をどうにかこうにかもたせている。

カタールでの戦闘や、キューブを持ってビルの上に人力で上るのがほんとに必要だったのかというと、絶対に必要ではなく、それくらいだったらカットしてもっときびきびした作品を撮れよと望むのがふつうなのだが、マイケル・ベイのマイケル・ベイたるゆえん、バカで中身のない映画を観終わったあとに何も残らないデートムービーのためには、あの無駄が必要であったのだろう。

あの親父さんのキャラクターはよい。

『地球の静止する日』

2008年12月12日 | Weblog
地球の静止する日 - goo 映画

ふつう

ロバート・ワイズ 監督
マイケル・レニー、パトリシア・ニール、ヒュー・マーロウ、サム・ジャッフェ、ビリー・グレイ 出演

ワシントン上空に奇怪な船体が現われ、着陸するとクラートゥ(マイケル・レニー)という、奇妙な服をまとい英語を喋る男が現れた。彼は他の遊星から飛来し、危害を加えるものでないと云ったが、警備兵は彼に向かって発砲した。すると船体から巨大なロボットのゴートが現われ、周囲の武器をすべて破壊しようとした。だがクラートゥはロボットをとどめた。

冷戦時代の核の恐怖を取り上げたSF映画。

UFOのデザインや設定(出入り口があるのに切れ目が見つからない、人間の力では破壊できない)がすばらしいし、友好的な宇宙人というのも珍しいのだが、今となっては展開がかったるいと感じさせる部分がある。

もうちょっと少年(ビリー・グレイ)と仲良くなる部分があれば、説得力が増したかもしれない。

飛行機を落とさずにほかを静止させるような能力があるのであれば、もっとスマートなコンタクトのしかたがあったのではないか(笑)。