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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

父島の天文台

2008年12月14日 | 硫黄島・小笠原村
昨年は挑戦せずに、
今年の来訪で初めて経験したことは、父島でも釣り以外にいくつかありした。

レンタル・バイク、スクーターを借りての父島周遊でした。

50ccスクーターに「初心者用」(2ストローク)も
選べるように用意してくれていました。

同行の二人は普通で、私は初心者用をレンタルしました。
エンジンがついている二輪車に乗るのは、いつ以来だかも
思い出せないぐらい久しぶりでした。
前に乗ったのが、原付免許を取れる年齢になっていたかどうか
定かではありませんが、少なくとも、運転免許というのを取ってからは
初めての原付の経験でした。

昨年は、村役場の方が案内してくれて、車で父島を回りましたが、
スクーターで今年まわって、まず思ったのは、「こんなに
坂が多かったのか。」ということでした。
相当に標高がありそうに感じるのですが、
それでも最高点は中央山付近で326メートルだそうです。
(母島最高標高が、462メートル、硫黄島は摺鉢山の169メートル)
前に、写真を紹介した南硫黄島の916メートルが、小笠原村の
最高標高だそうです。)

およその地形は知っていました。最初に目指したのは、
二見港からも近い、三日月山展望台です。
ここに双眼鏡を持って、パパヤ号に、イルカの位置を
伝えるために見張っているスタッフがいることは、
昨年パパヤ号に乗った時に聞いていました。

三日月山からの景色は素晴らしいものでした。
写真を撮影した後で、パパヤ号イルカウォッチャーの
お姉さんに、挨拶をしましたところ、
「さきほど、店の前に釣り糸を落としてないですか?
店のテーブルに載せてあるそうです。」と
訊かれました。
釣竿を買ってから、帰路の父島の日のパパヤ号での
南島、イルカ・ウォッチング、兄島海中公園の半日コース
(私は、昨年も同じコースに参加しました。)を予約しに
寄った時に落としたようです。
早速、トランシーバーで三日月山展望台に連絡が入っていたのには
驚きました。

三日月山を後にして、南に向かう標識に「天文台」と
いう文字が出てきました。昨年の車での1周見学では、
天文台は見ていませんでしたので、
「行ってみましょうよ。」という同行者に、
「昨年、見なかったから、天文台はない(と思う)。
前にあったからそういう地名か何かで標識に出ているだけだ
と思う。」と、
とんちんんかんな答えを返して、少し進むと
「天文台入り口」の表示板がありました。
そこを右に入ると、すぐに立派な天文台がありました。

「ない。」と発言したてまえ、バツが悪かったのですが、
白くて美しい、立派なパラボラ(写真)を見上げて、「すごい物が
あるんだな。」と、見とれました。
郵便配達を受け取りに出てきたスタッフの人に、
「見学をしていいですか。」とたずねて、ご快諾いただき、
見入っていると、巨大アンテナが、動きました。
見学者の私たちのために、わざわざ、動かしてくださった、
ということでは、ないと思いますが。

戻ってから、インターネットで調べたら、
天文台だけでなく、

宇宙航空研究開発機構(JAXA)
の小笠原追跡所も、父島にあることを
知って、また、驚きました。
http://www.jaxa.jp/about/centers/odrs/index_j.html

坂の多い父島での、初心者用50ccスクーター運転、
暑い日でしたので、風が気持ちよかったです。
父島で移動するのに、バイクか車が必須なのが
よく分かりました。

いろいろとお世話になっています、
「エンジョイ!島ライフ」さんも、
この夏の日記に、「バイクで風が気持ちいい」と
書いていらっしゃいましたが、
本当にそうだな、と思いました。

(バイクでの父島周遊、後編に続く)
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