ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「どんぶりかんじょう」

2015-01-17 15:37:34 | 港区

1月17日「どんぶりかんじょう」サーロインステーキ150g(新橋)

もう二軒も行ったのに……
ふと、にゅー新橋ビルに寄ってみた。本当になんとなくだ。

本当はもうステーキはいいハズだが、にゅー新橋ビルでステーキ屋を探す。
ないだろうな~、って思って徘徊していたら、ハンバーグ・ステーキののぼりが! ステーキ屋だ! しかも、サーロインステーキが1000円じゃないか!

店に入ると……カウンターのみの小さな店に暇そうにしていた初老の親父がぽつねんといた。店内は昭和30年代の歌謡曲。まるで、浅草の名画座のような雰囲気。そんな怪しさ満点の店に惹かれて、サーロインステーキを頼む。もちろんワインも頼もうとしたら親父が「昼は飲み物はやってないよ」とピシャリと言いはなつ。えええええ、飲み物を出さない? と面食らっていると親父がすかさず「特別にビールならいいよ」と粋な一声。

それにしても、やる気があるのかないのか微妙なお店だ。店名が「どんぶりかんじょう」だし、店内はなぜか焼き鳥やらサバ缶やら缶詰めだらけ。一体……。

しかしながら、カウンターから見る親父のステーキの調理はかなりのもの。タッパーから下ごしらえをした肉をだし、ワインで豪勢に焼く。店内がボクだけということもありステーキが早く出てくる。この間、肉の産地を訊いたら、
メキシコ産。
ま、この安さなら仕方ないかな、と思ってたら親父が食べる前に、
「ウチの肉は柔らかいから。食べてみな」と自信満々の親父。
一口。たしかに柔らかい。それだけじゃない。下味にむちゃくちゃ工夫が施されている!
訊くと2週間熟成させ、さらにA5の黒毛和牛の脂を使ってる、と。他の店のメキシコ産ではまず味わえない素晴らしい工夫だ。
親父が言うには、40年以上もいろんな店を渡っての試行錯誤のステーキらしい。タレに使うポン酢も自家製。

さらに驚かされたのが、付け合わせの人参、アスパラ、ポテトまで美味い! それこそ適当な付け合わせが多い中で、人参も下ごしらえがしっかりしている。親父はひたすら「そんなことはありませんよ」とは言うが……もしかしたら、とんでもない当たり店かも。

親父曰く、平日昼はむちゃくちゃ混んでるらしい。そりゃ、小さいからね。土曜日は他の店もそうだけどめちゃくちゃ暇だとか。
ちなみに、スパムがいっぱいあるのは、夜は女の子がマスターの缶詰めバーらしい。

いずれにしても、久しぶりに行き当たりばったりで当たり店を見つけた!

★★★★


「せいとう」(内幸町)

2015-01-17 14:03:31 | 千代田区

1月17日「せいとう」熟成サーロインステーキ100g(内幸町)


「肉の万世」のジャンボ厚切り霜降りステーキは不味くはなかったが不満が残った。

黒毛和牛ステーキはこんなもんじゃない。
もっと美味いハズだ。

ということで、「CAMARO’sダイナー」並みに美味く、柔らかいステーキを提供する「せいとう」へ。100gぐらいならいいだろう。

そういえば、前に行った時にも口直しで行っている。しかし、前回は美味い店であることを知らずに行ったが、今回は美味いことを知っての来店。店員、覚えてたね。

さっそく熟成サーロインステーキを100gで頼む。今回の肉が何産か訊く。

鹿児島産。

あれ? 前は違ったような……日によって産地が違うのか。「听屋」もそうだった。ま、茨城や群馬よりは良さそう。

配膳されたステーキは前回と同じ。が……若干切り心地も旨みも落ちたかな。いや、待てよ、そういえば前回も塩・胡椒を使ったような……試しに使ってみた。たしかに旨みが増してる。「CAMARO’sダイナー」のステーキも塩・胡椒の下味がしっかりしてたし、最初に配膳されたステーキは塩・胡椒が弱い。肉の旨みと塩・胡椒が関係あるのか? それとも40日間の熟成か? いずれにせよ、併せて1本。

その日によって肉の美味さが変わる……そんな肉のギャンブルも良かんべ。

★★★★


「肉の万世 神田店」(神田)

2015-01-17 12:55:45 | 千代田区

1月17日「肉の万世 神田店」ジャンボ厚切り霜降りステーキ270g(神田)


現時点で最高の「CAMARO’sダイナー」の黒毛和牛サーロインステーキ。やはり、これをガツンと食べればいい基準になる。黒毛和牛の美味さを最大限に活かしている。

さあ、そこから考えると他の店の黒毛和牛はどうだ? ということで、ガツンと黒毛和牛ステーキが食べられる店で黒毛和牛ステーキを食べることに。たしか、「肉の万世」のピンのメニューで270gで黒毛和牛ステーキが食える。ということで、神田の「肉の万世」へ。

「肉の万世」というと一般的にはパーコーメンが有名。あとはカツサンド。けど、本店をはじめ、一部の店はハンバーグとステーキに強い。メニュー表を見るとリブ、ヒレ、サーロイン、もも、ランプなどあらゆる部位で黒毛和牛ステーキを提供。これは迷う。ふと、もも肉120gの万世ステーキと、サーロインステーキ(200g)、それと一番高いジャンボ厚切り霜降りステーキが同じ産地の黒毛和牛なのかどうか訊く。
すると、
万世ステーキ→その日によって違う(?)
サーロインステーキ→茨城産
ジャンボ厚切り霜降りステーキ→群馬産

迷うよね~。
正直、茨城産にいいイメージがない。群馬産も…そう変わらないだろうが…結局、群馬産のジャンボ厚切り霜降りステーキに。

で、来たのが写真のステーキ。
たしかにぶ厚い。食べごたえはある。
まずは一口。
…やっぱり「CAMARO’sダイナー」の特選サーロインステーキのような濃厚な旨みはないね。とりあえず、柔らかいし、食べて少しすると奥ゆかしい旨みはある。切り心地も悪くない。
けど、黒毛和牛にしては弱いな~。

no satisfaction

やっぱり、有名な店はダメだね。


★★★