ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「まんぷく食堂」(有楽町)

2016-05-31 14:02:42 | 千代田区



【ステーキ漂流記season2】
35軒目(有楽町)「まんぷく食堂」ステーキランチ

ここに来たのは二度目。再訪になる。
安いステーキで4つ星ぐらいの美味さを覚えていた。
お手軽にサクッと食べるにはいい。

有楽町駅のガード下に店はある。



店内はオールディーズナンバーをかけ、良く言えばレトロ、ちょっと悪く言えば汚なトランな洋食屋……いや、刺身メニューもいっぱいあるし、ラーメンもある。



和洋中取り揃っている。
思い出した。前回行った時は『ジャージー・ボーイズ』が公開していた時で、店内に「シェリー」がかかっていた。それ以来か。随分行ってなかった。

ともかく、1280円のステーキランチと赤ワインを頼む。安いね~。
ちょっとして、赤ワインが来る。



あ、グラスとは言え、ちょっと小さいよね。これ、
浅草の老舗の洋食屋「ヨシカミ」と共通しているね。

しばらくして、ステーキランチが配膳。
ステーキにライスにナポリタンのプレート。これにカップスープとサラダがつく。洋食屋さんらしい組合せがいいよね。



早速、ステーキを一口。
お、美味い。
素直に「美味い」という言葉が漏れた。
肉はアメリカ牛だが、
塩・胡椒+何かのタレによる下拵えがしっかりした上、
ややレアめのミディアムレアの焼きが良かった。
正確にはブルーかな、焼き方は。
この下拵えとグリルが絶妙で、肉そのものがマイルドで塩・胡椒・タレで輸入肉のインパクトの薄さをカバーしている。
これにタレをつける。
ちょっと濃くなるけどこれなこれで良い。

前回訪問から250軒以上回ったが輸入牛の部門では、
この店、実はトップクラスかも。

おいおいヤバいじゃん。
近くの銀座には5000円、1万円クラスのステーキがあるけど、1280円にしてはインパクトがある。
そういや浅草の「ヨシカミ」や「のぶ」も牛の銘柄にこだわっていないのに美味かった。実はそれに匹敵するステーキだった!
この美味さが1280円で味わえるのは物凄くお得である。

繰り返してしまうが、1280円という安さにある意味騙される。
「のぶ」の爆安ランチステーキといい勝負だ。

総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
下拵え:★★★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★
リーズナブル:★★★★★


本当に美味いステーキは、お腹が空いてなくても美味しい

2016-05-31 01:06:25 | 考察
【ステーキ漂流記season2】
考察:本当に美味いステーキはお腹が空いてなくても美味い

まずはこれをハッキリと書こう。

お腹が空いてればなんでも美味い。
これは多くの方が経験しているだろうから想像して欲しい。熱い中、走ったり、運動したり、お祭り騒ぎをしたりして、飲まず(いや……水分補給はするか)・食わずの状態から「お弁当タイム!」となると、手製のおにぎりだろうがタコウインナーだろうがなんだって美味しいさ。

肉好きで有名なお笑いトリオDのTは肉を食べる前にとにかく体をいじめて飢えの状態を作ってから肉にありつくそうな。確かにそうした方が肉を美味しく食べられる。

しかし、だ。
それだと美味しい肉も(本来)そうでない肉も関係なく美味しく食べていないであろうか?

実はそんな疑問から、ステーキを食べる時はその前にお菓子を食べる、あるいは前菜を頼む等をして空腹の状態では食べないようにしてます。
ボクの持論は
「本当に美味い肉(ステーキ)はお腹いっぱいでも食える」
である。

明らかに空腹じゃない状況だった二つの実例を挙げる。

以前、小岩の「A’s BBQ」でむちゃくちゃ美味かったLボーンステーキと串肉数本食べた後に、50メートル先にある同じ系列の洋食レストラン「グリル アンドウ」の仙台牛サーロインステーキ150gを食べたが、仙台牛が実力通りの美味さを発揮したというかグリルが美味かったのか、5つ星級の味を堪能出来た。

かと思うと、
三郷の「焼肉 きんぐ」で食べ放題90分で2.5Kg食べた時は最後の方、ステーキメニューが輸入牛だからかキツかった。もっとも単純に相当食べたというのもあるけどね。

黒毛和牛の評価、輸入牛の評価はそれぞれ違うが、こちとら正確に評価するための工夫はそれなりにしている。
1万円だそうがいまいちなステーキはあるし、
1000円ちょっとでも美味いステーキもある。

1万円だからって美味いとは限らない。
1000円だからっていまいちだとは限らない。
黒毛和牛だから、神戸牛でも美味いというのは保証されない。
輸入牛でも美味いのはある。

だからこそ、ニュートラルなお腹の状態でそのステーキが本当に美味いのかジャッジしたい。

いつもそんな想いで食べている。