アメリカの4〜6月期のGDPが2期連続減少した事により、景気後退から円買いドル売りで1ドル139円から2週間で6円下がる円高になりました。
安定資産とされる国債が買われる展開で長期金利が低下しました。
28日、アメリカで発表されたGDP=国内総生産の伸び率が、2期連続でマイナスになったことを受けて、景気減速への警戒感から安全資産とされる国債を買う動きが広がりました。
国債が買われて価格が上がると、金利は下がるという関係にあるため長期金利の低下につながりました。
円相場は今月中旬に1ドル=139円台まで値下がりし、およそ24年ぶりの円安水準となりましたが、その後一転して円高ドル安が進みました。
この2週間で6円以上、円高ドル安が進んだことになります。
と言う訳で円安でインフレと嘆いていたのも状況が変わってしまいました。
NY市場
ドル円は続落。昨日の東京の午前中から135円台半ばまで下げ、NYではGDPがマイナスだったこともあり134円20銭まで売られる。約1カ月ぶりの水準を記録。
ユーロドルではドル安が進まず、1.01台前半から後半で推移。ユーロは対円で5月30日以来となる136円台半ばまで下落。
株式市場は大幅に続伸。マイナスだったGDPを受け、積極的な利上げは回避できるとの見方から買いを集めた。
債券にも見直し買いが入り、長期金利は2.67%台へと急低下。
ドルが売られたことで金は大幅に反発。一方景気減速懸念から原油価格は反落。
相乗効果なのか、米統計でいきなり下がった感じがします。
これまでは、大幅な利上げを進めるFRBに対し、日本銀行が金融緩和策を続けていることで日米の金利差が広がり、円を売って金利の高いドルを買う動きが続いていた。
ドル円のチャートは以前から下がっていました。
今月の雇用統計発表の時点でそう言う情報になっていたようです。
今月の雇用統計発表の時点でそう言う情報になっていたようです。
過去の米経済は失業率の上昇に合わせて景気後退局面に入ってきた。インフレを抑えつけるために経済の需要を縮小させるFRBの利上げは難しいバランスが求められる。米国の堅調な雇用情勢が悪化する兆しが鮮明になれば、金融政策の先行きは一段と見通しづらくなる。
結局、3週間前の雇用統計まで遡るとその辺りからアメリカの景気後退局面に入った事で動き出していました。
また、状況が変わるのかもしれませんから、市場の動向から目を離せないなと思っています。
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