『matsutake mushroom』
10. 食欲の秋です。
⇒ 英語に直す際に『主体性』というものが要る。状況に振り回されないこと。何が大事で何が些末な事かを熟慮し判断する。何事でもそうである。英語でも同じこと。英語に訳すということは、集中力である。集中しなければ本質は見えない。集中しなければ、些末な細かいことに引っかかる。日本語に引っ張られて、意味をなさない英語になったら通じない。意味本位に訳すことである。日本語を忘れること。
『食欲の秋』とは何を意味しているのか。
おいしい食べ物が多い。
・There are many good food in fall.
(その結果)食欲が出る → たくさん食べる eat a lot. eat much. eat too much( 食べ過ぎ).
食欲の秋、という風に、日本の一般的な事柄を示しているので、people(人々)を使って、
・People like to eat a lot in fall (in Japan).
言い方は一つではない。色々な言い方がある。
『食欲の秋』を言うのに、自分の事から話してもいい。
・I eat a lot in fall. There are lot of good food.
『食欲の秋』という一般的な事柄を、自分に引き寄せて言う。そこが主体性である。少々の強引さと図太さが英語には要る。
では『スポーツの秋』はどうなるか?
これも一般的な事柄の説明に便利な people を利用しよう。
・People like to play sports in fall.
『スポーツの秋』等、何か格言(?)というか、キャッチフレーズみたいに日本に浸透しているものを英語にする際、注意が必要である。日本では当たり前でも、外国では当たり前ではないことが多い。日本の常識は世界の非常識、である。日本人同士で『食欲の秋ですもんね』と言っても、英語では、why (どうして?)と聞かれると思った方がいい。言わなくても察することを要求する文化圏である日本において、最も英語学習者を悩ませるのが、why ではないだろうか。英語以前の問題である。いくらペラペラでも、why を問われると困る人も多い。why って、あんた、言わんでもわかるやろ!と言いたくなるが、それが異文化コミュニケーションの面白さである。外の文化、思考形式に触れて初めて内の文化をよく知ることができる。英語の勉強もさることながら、発想の勉強も大事である。
どうして『スポーツの秋』か。
・It's not so hot, not so cold in fall. そんなに暑くもなく寒くもない。
・It's a comfortable weather. 気持ちのいい気候
・It's the best season for sports. スポーツに最適な季節だ。
・The weather is good.
・It's cooler 涼しい。
・It's comfortably cool. 涼しくて気持ち良い。
『読書の秋』
一般的な事象なので、やはり people (みんな)を使うとよい。
・People like to read books in fall.
食欲の秋やら、スポーツの秋はわかるが、本当に『読書の秋』なのか?本屋か教育界の読書推進運動の一環だろう。バレンタインなどと同じで、チョコを売らんかなで、乗せられている気もする。まあ秋の夜長ではあるが。本好きは本来、秋も冬も関係ない。読まない人はいつだって読まない。わからない。
こういう場合は、一歩引いて、they say か people say (そうらしいけどね)をつけるとよい。
・They say ( people say) fall is the best season for reading books.秋が読書に一番って言うけどね。
これで、『私は知らないけどね』という感じになる。
いずれの場合でも、考えることが大事である。考えて、言われている事柄がどういうことなのかを内容的に整理する。英語の勉強とは、単語を覚えるだけではない。毎日日本語しか話していなくても、英語の勉強はできる。常日頃、身の回りの事柄を、掘り下げて考える姿勢。それによって、我々の英語は研ぎ澄まされる。
10. 食欲の秋です。
⇒ 英語に直す際に『主体性』というものが要る。状況に振り回されないこと。何が大事で何が些末な事かを熟慮し判断する。何事でもそうである。英語でも同じこと。英語に訳すということは、集中力である。集中しなければ本質は見えない。集中しなければ、些末な細かいことに引っかかる。日本語に引っ張られて、意味をなさない英語になったら通じない。意味本位に訳すことである。日本語を忘れること。
『食欲の秋』とは何を意味しているのか。
おいしい食べ物が多い。
・There are many good food in fall.
(その結果)食欲が出る → たくさん食べる eat a lot. eat much. eat too much( 食べ過ぎ).
食欲の秋、という風に、日本の一般的な事柄を示しているので、people(人々)を使って、
・People like to eat a lot in fall (in Japan).
言い方は一つではない。色々な言い方がある。
『食欲の秋』を言うのに、自分の事から話してもいい。
・I eat a lot in fall. There are lot of good food.
『食欲の秋』という一般的な事柄を、自分に引き寄せて言う。そこが主体性である。少々の強引さと図太さが英語には要る。
では『スポーツの秋』はどうなるか?
これも一般的な事柄の説明に便利な people を利用しよう。
・People like to play sports in fall.
『スポーツの秋』等、何か格言(?)というか、キャッチフレーズみたいに日本に浸透しているものを英語にする際、注意が必要である。日本では当たり前でも、外国では当たり前ではないことが多い。日本の常識は世界の非常識、である。日本人同士で『食欲の秋ですもんね』と言っても、英語では、why (どうして?)と聞かれると思った方がいい。言わなくても察することを要求する文化圏である日本において、最も英語学習者を悩ませるのが、why ではないだろうか。英語以前の問題である。いくらペラペラでも、why を問われると困る人も多い。why って、あんた、言わんでもわかるやろ!と言いたくなるが、それが異文化コミュニケーションの面白さである。外の文化、思考形式に触れて初めて内の文化をよく知ることができる。英語の勉強もさることながら、発想の勉強も大事である。
どうして『スポーツの秋』か。
・It's not so hot, not so cold in fall. そんなに暑くもなく寒くもない。
・It's a comfortable weather. 気持ちのいい気候
・It's the best season for sports. スポーツに最適な季節だ。
・The weather is good.
・It's cooler 涼しい。
・It's comfortably cool. 涼しくて気持ち良い。
『読書の秋』
一般的な事象なので、やはり people (みんな)を使うとよい。
・People like to read books in fall.
食欲の秋やら、スポーツの秋はわかるが、本当に『読書の秋』なのか?本屋か教育界の読書推進運動の一環だろう。バレンタインなどと同じで、チョコを売らんかなで、乗せられている気もする。まあ秋の夜長ではあるが。本好きは本来、秋も冬も関係ない。読まない人はいつだって読まない。わからない。
こういう場合は、一歩引いて、they say か people say (そうらしいけどね)をつけるとよい。
・They say ( people say) fall is the best season for reading books.秋が読書に一番って言うけどね。
これで、『私は知らないけどね』という感じになる。
いずれの場合でも、考えることが大事である。考えて、言われている事柄がどういうことなのかを内容的に整理する。英語の勉強とは、単語を覚えるだけではない。毎日日本語しか話していなくても、英語の勉強はできる。常日頃、身の回りの事柄を、掘り下げて考える姿勢。それによって、我々の英語は研ぎ澄まされる。