パーヴェル・ソコフ
ウラジーミル・プーチンはロシアの現大統領であるが、現段階の人類を考える上で、非常に重要な人物である。
なぜならこの人間は、自分の姿を全然改造していないからだ。顔も肉体も人生も、そのまま自分のものなのである。
白人であるが、背は東洋人程度に低い。それは男の業があるからだ。
顔はかなり美しい。それは、高い存在に自分の美を作ってもらっているからだ。本人本来の徳では、ここまで美しくはなれないのである。だが、それなりのことをしてきた人間なので、この形を生きることができるのである。
表情が硬いのは、苦い罪を犯しているからだ。この影から、現代の人類は逃げることができない。愚かな罪を犯したことのない人間など、いないからだ。
次の段階の人類は、これとは微妙に違う姿になる。もうかつてのように、高い存在が美を着せてくれなくなるからである。形は若干不細工になるが、そのぶん、目が強くなる。裏切りのできない、澄んだ段階の心に入る。
ゆえに、少々くらい不細工でも、そのほうがかえっていいというくらいになるのである。
あなたがたはこの人物の顔を、今の段階の人類の、本当の姿であると、思っていてよい。そしてここから、次を探っていくがよい。